皆さんは、小田原喧嘩自慢ナオキさんをご存知でしょうか?
彼は、生まれてすぐ、母の病気のために児童養護施設に預けられました。
さらに15~20歳という青春の大半を少年院で過ごした過去と共に生きています。
そんなナオキさんはブレイキングダウン13から出場し、朝倉未来CEOから「ニュースター」と期待されている選手です。
ブレイキングダウン15では、18歳の格闘家エリートあやと選手との対戦で、劇的勝利をおさめました。
この記事では、ナオキさんのプロフィールや生い立ち、戦績などを紹介します。
ナオキのwiki風プロフィール
引用元:YouTube ナオキ 【小田原喧嘩自慢】
本名 | 不明 |
生年月日 | 1996年10月13日 |
身長 | 168cm |
体重 | 56kg |
出身地 | 神奈川県小田原市 |
出場階級 | フライ級 |
格闘技歴 | ー |
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
ナオキの生い立ちとは?
ここからは、ナオキさんの生い立ちについてお伝えします。
引用元:YouTube 【朝倉未来 Mikuru Asakura】
ナオキさんは、生まれた時からお母さんしかおらず、そのお母さんは精神病を患っていたので、一緒に暮らすことができませんでした。
そのため、生後間もない頃から15歳(中学卒業)まで、小田原市の児童養護施設で育ったそうです。
今は穏やかで優しい笑顔を見せるナオキさんですが、施設では職員への暴力や、車を破壊するなどの問題行動を繰り返していたと振り返っています。
また、当時は何もかもに反発し、学校へも行かず、通知表の評定も1や5ではなく「斜線」だったそうです。
それでも、職員さんの1人は、施設の卒園生であるナオキさんがブレイキングダウンに出ることを知り、激励のDMを送ってくれたそうで、ナオキさんも感慨深げでした。
彼の言葉にならない寂しさや抵抗の気持ちに寄り添おうとしてくれた職員さんもいたということなのかもしれませんね。
ナオキさんは、中学で義務教育が終わると施設を出ることになりました。これについてナオキさんは、「追い出された」と言っているので、施設への不信感もあったのでしょうか。
ヤンチャをして大人ぶっていても、親や頼れる人のいないナオキさんにとっては、裏切られたような気持ちになってしまっても仕方がない生い立ちや年齢だったと思います。
養護施設を出た後のナオキさんは、20歳までの多くの時間を少年院で過ごし、成人式も少年院で迎えました。
成人式では8人ほどが一緒に成人式を迎え、「俺こんなところで何やってるんだろう?」と、自問するきっかけになったそうです。
少年院を出て以降は真面目に働いて生活するようになり、これまでの人生で経験できなかったことを楽しめる日常を手に入れました。
そんな日々の中で格闘技を見るのが好きで、特にブレイキングダウンは、出ている人みんなが主人公になれるコンセプトがよかったと話しています。
ナオキのブレイキングダウン戦績
こちらでは、ナオキ選手のブレイキングダウンでの戦績やオーディションについてもお伝えします。
ブレイキングダウン戦績
ナオキ選手は、ブレイキングダウンで2試合し、1勝1敗。オーディション13では、西島恭平選手にKO勝利しています。
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催日 |
勝 | あやと | 判定 (4-1) | ブレイキングダウン15 | 2025年3月2日 |
負 | 野田蒼 | 判定 (0-3) | ブレイキングダウン13 | 2024年9月1日 |
ブレイキングダウンオーディション
引用元:YouTube 【朝倉未来 Mikuru Asakura】
ナオキさんは、ブレイキングダウンが始まった当初から見ていたブレイキングダウンの大ファンです。
もちろん自分も出てみたい気持ちもあったそうですが、最初は「自分は人前に出れるような人間じゃない」との思いから、応募を断念。
しかし、やはりブレイキングダウンに出て盛り上げたいという気持ちが強くなっていき、ブレイキングダウン12のオーディションに応募しました。
ブレイキングダウン12オーディションでは、よーでぃーさんの推薦枠で出たのですが、対戦相手が決まらず本選には出場できませんでした。
そして、ブレイキングダウン13オーディションでは、会場に入ってまっすぐ西島恭平選手に向かっていき、「やりに来てやったからよ!」と煽りを見せました。
自己紹介でも、「標的が1人いて、西島とやりたくて」「あいつ以外だったらやる意味ない」と西島恭平選手を指名。
また、「家族いなくて施設育ちで、10代の頃はずっと少年院で過ごしていた」と自己紹介。
「プロ行くと言いながらずっとブレイキングダウンに居座って「俺強ぇ」ってなってるやつが気に入らなない」とアピールしました。
格闘技経験者のBグループで登場したナオキさんは、「彼だけ残って」と溝口勇児さんに指名され、格闘技経験者~プロが参加するCグループの選考にも参加することになります。
そこでナオキさんは、「ブレイキングダウンって、気づいたらプロばっかいるんですよ。正直、見ててそれつまんねえなと思って。ブレイキングダウンって“そういうやつ”じゃねえから面白いんだと思ってるんですけど」と熱弁。
また、「西島と戦いたい理由が、あいつプロ行くっつっていつまでも行かないでいるんで、俺がここで本戦でぶっ倒してさっさとプロ行かしちゃろうかなと思って。俺はアイツとしかやるつもりないんで。」と、運営陣に思いをぶつけました。
それを受けてオーディションで西島選手と対戦が決まりました。西島選手は幼少期から空手とキックボクシングを経験し、ブレイキングダウンでも3勝をあげている実力者です。
朝倉未来CEOは対戦前、「施設育ちの子ね この子キャラクターいいけどね 華あって 強ければ いきなりでも西島君だからね、これ勝ったらスターですよ」とコメント。
試合は開始早々、ナオキ選手の右フックが極まりKO勝利!「喧嘩自慢なめんな マジでブレイキングダウン好きなんっすけど、格闘家ばっかなんで、これからぶっ倒していきます」と、勝利宣言しました。
その後、野田蒼選手と渡邊秀海選手のスパーリング後にリングに乗り込み、勝利した野田選手に「お前西島とやりたかったんだろ?俺がやっちまったからよ、俺が遊んでやるよ」と煽ります。
朝倉CEOからは「あいつは面白い、ニュースターです」と評価され、本戦での対戦が決定しました。
ナオキさんは、自己紹介で現在の自分について「底辺やってます」と語りましたが、自分の気持ちや意見を発するタイミングや言葉のチョイスを見ていると、人間力のある人のように感じました。
朝倉CEOも「雰囲気もいい スターになりそうな、新しい顔」と期待するように、今後は、ブレイキングダウンの新しい顔になってくれるか楽しみです。
ブレイキングダウン13 vs 野田蒼
ブレイキングダウン13は、2024年9月1日にアリーナ立川立飛で行われました。
引用元:X【BreakingDown / ブレイキングダウン】
この試合はプロ対喧嘩自慢という位置づけで、ナオキ選手は地下格闘技の経験はありますが、野田蒼選手は、2020年K-1甲子園優勝、K-1に違約金を払ってブレイキングダウンに転向してきた、プロ格闘家です。
やはり実力差があるのではという見方をされていました。
試合が始まると、ナオキ選手は積極的に攻めますが、野田選手は冷静に距離を保ちテクニカルなキックで攻撃。
結果は判定5-0で野田選手の勝利となりました。
プロである野田選手のキックに対して、未経験のナオキ選手は技術的に苦戦する場面が多くみられましたが、極まったと思われるキックにも倒れずよく立っていたと評価されました。
ナオキ選手は試合後、「スピードが速かった」と、野田選手の実力を評価しつつ「プロ狩りは続けていく」と、今後に意欲を見せました。
「キツイ環境でやってきたので周りの人や自分の人生を豊かにしたい」と話していたナオキ選手。試合は完敗でしたが、この挑戦は彼の人生の転機になったことでしょう。
ブレイキングダウン15 vs あやと
ブレイキングダウン15は、2025年3月2日に東京ドームシティ・プリズムホールで行われました。
引用元:X【BreakingDown / ブレイキングダウン】
「プロ狩り」をすると宣言しているナオキ選手は、あやと選手が勝利後のあやと選手を煽り、対戦が決定。
リングに乗り込み煽って試合を決める。これがナオキスタイルで定着するのか、今後も楽しみです。
あやと選手は、格闘家の父ゆうとさんから格闘技を習い、中学卒業後は格闘技の専門学校へ進学。キックボクシングで12戦10勝の記録を持っておりいわば格闘界エリートと言えます。
ナオキ選手は試合前、「生意気なガキなんで早くぶっ倒したい」と語り、「(あやと選手は)強いって聞いてるんで、(倒せたら)これぞブレイキングダウンって感じでおいしいですよね」と意気込みを語りました。
サウスポー同士の対決。ナオキ選手は喧嘩ファイトで格闘技の良さを消し、あやと選手の試合運びを妨げるスタイル。
あやと選手は自分のペースに持ち込もうとしますが、距離感が上手く取れず、1Rの判定はドロー。延長戦に持ち込まれました。
延長戦は、お互い極めたい気持ちを前面に出しアグレッシブに攻撃を重ねましたが、決定打がなく判定に。
結果は4-1でナオキ選手の勝利!朝倉CEOも「喧嘩自慢がエリートに勝つってすごい」と評価しました。
4-1のうち、あやと選手を評価したのは内藤大助さんなのですが、赤と青を押し間違えたと申告。
勝敗に影響はありませんでしたが、ナオキ選手はXで「内藤大助さん押し間違えダメですよ」とチクっと指摘しています。
ナオキさんは試合前に、RISEバンタム級5位のキックボクサー・伊東龍也さんとトレーニングし、あやと選手の攻略法について学んでいたので、それが上手くいったのかもしれません。
試合後インタビューでは左目の腫れを冷やしながらも「(パンチは)効いていない」と語ったナオキさんですが、Xでは「いいパンチだったな~」と投稿。
他にも、お互いにメッセージを送り、いい関係を築いているようです。また2人の対戦見てみたいですね。
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
ナオキのその他戦績
ナオキさんはよーでぃーさんが代表を務める「小田原ファイトクラブ」で練習しています。
また、ブレイキングダウンに出場する以前、地下格闘技に出場経験があり2戦2勝です。
勝敗 | 結果 | 対戦相手 | 大会名 | 開催日 |
勝 | 判定(2-1) | K | 益荒男 27陣 | 2023年11月12日 |
勝 | KO | 沖縄の異端児ジャイアン | 第35回 路地裏拳嘩劇場 飛車角 | 2024年4月7日 |
喧嘩自慢として出場している選手が地下格闘技経験があることには、様々な意見が寄せられています。
しかしナオキさん本人は、ブレイキングダウンに出て、盛り上げる試合がしたかったという思いが強かったようです。
ナオキの職業・年収は?
ナオキさんの職業や年収については不明ですが、Xに「底辺労働者だから平日無理」という投稿があったので、平日に仕事をしているようです。
入れ墨が首もと辺りまで入っているので、お仕事が限られてしまう側面もあるかもしれません。
ナオキの家族や彼女は?
なおきさんの家族については、生い立ちの章でも触れましたが、お母さんが病気で入院していたため、ずっと児童養護施設で暮らしていました。
そのお母さんについてもそれ以上語っていないので、現在の関係も良好ではないのかもしれません。
また、父親の存在は語られていません。
結婚や彼女については、SNSに女性とツーショットの写真もありましたが、関係性はわかりませんでした。
他に、プライベートが垣間見えるSNSの投稿として、かわいらしい猫ちゃんとの暮らしがアップされています。
まとめ
ナオキさんは、児童養護施設で育ち、10代のほとんどを少年院で過ごした過去を持ちますが、ブレイキングダウンに出場し表舞台に立つことで、自分や周りを幸せにしたいと語っています。
また、ブレイキングダウンのコンセプトとしても、格闘技エリートの西田恭平選手やあやと選手に勝ったことで、成り上がりストーリーを体現できる選手として今後の活躍がますます期待されています。
クールな一面を持ちながら、1人のファンとしての視点から、ブレイキングダウンを面白いコンテンツにしたいという熱い思いを持ったナオキ選手。
次回ブレイキングダウン16への出場意欲をみせているので、次は誰を「狩る」か、楽しみですね。