皆さんは、桜庭大世をご存知でしょうか?
2000年代の総合格闘技ファンは桜庭という名字でピンときた方もいるかもしれません。
かつて数々の名勝負を繰り広げ、IQレスラーと呼ばれた桜庭和志を父に持つ総合格闘家です。
グラップリングマッチではアテネ・北京オリンピックの柔道で金メダルを取った柔道家から一本勝ちする大金星を挙げたこともあります。
この記事では、桜庭大世の戦績、年収、結婚相手などについて紹介します。
桜庭大世のwiki風プロフィール
引用元:RIZINオフィシャルサイト
本名 | 桜庭大世(さくらば たいせい) |
生年月日 | 1998年11月12日(26歳) |
出身地 | 神奈川県 |
通称 | Saku Jr. |
身長 | 180cm |
体重 | 70kg |
階級 | ライト級 |
スタイル | 総合格闘技 |
桜庭大世は、1998年生まれの26歳(2024年12月時点)で、神奈川県出身の日本人格闘家です。
身長180センチ、体重71キロのライト級選手で、「Saku Jr.」という通称で知られています。
格闘スタイルは、柔道、グラップリングを組み合わせた総合格闘技選手です。
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桜庭大世の経歴
桜庭大世は桜庭和志さんの長男として1998年に生まれました。
桜庭和志さんは1990年代後半から2000年代にかけて、UFCやPRIDEに参戦し総合格闘技界を盛り上げた伝説的な格闘家です。
特に2000年に東京ドームで行われたホイス・グレイシーとの激闘は日本の総合格闘技ブームに火をつけた名勝負として今も語り継がれています。
そんな父親を持つ桜庭大世ですが、格闘技を始めたのは意外にも13歳の時でした。
たまたま桜庭家に遊びにきていた柔道家に勧誘され、桜庭大世は柔道を始めました。
その後22歳で大学を卒業するまで柔道を続けましたが、一般企業に就職したあとはしばらく格闘技から離れた生活を送ります。
格闘技との再会
不動産業の営業職として働いていた桜庭が再び格闘技に打ち込むようになるのは、24歳を過ぎた時でした。
「モテたい」というある意味分かりやすい動機で、総合格闘技の練習を始めたのです。
その後桜庭は、2年間働いた仕事を辞め格闘技1本で生きる覚悟を決めました。
決断には、桜庭と同い年の那須川天心の活躍が大きく影響したそうです。
この決断に対して、父である桜庭和志はやりたいならやればいいというスタンスでした。
しかし、「思っている以上に甘い世界ではない」という優しくも厳しいアドバイスを贈りました。
それでも、偉大な父を超えるために桜庭大世は格闘家としての道を走り出します。
桜庭大世の戦績
グラップリングの戦績 | |||
---|---|---|---|
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 |
勝 | 内柴正人 | 1R 5:45 | ReBOOT~QUINTET.4~ 2023年9月10日 |
ドロー | 鈴木和宏 | 8分1R終了 判定 | QUINTET FIGHT NIGHT 6 2021年3月12日 |
アマチュアキックボクシングの戦績 | |||
---|---|---|---|
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 |
勝 | 根本亜門 | 2R KO | 第62回K-1アマチュア 2024年1月21日 |
プロ総合格闘技の戦績 | |||
---|---|---|---|
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 |
勝 | 矢地祐介 | KO | RIZIN.49 2024年12月31日 |
桜庭大世選手の格闘スタイルは、まだプロとしてのキャリアが少ないので、確立しているとは言い難いですが、これまでの試合結果を見るとグラップリングに定評があるようです。
やはり、父である和志さんの遺伝子が受け継がれているのかもしれません。
今後の活躍が期待される注目の格闘家の一人と言えるでしょう。
格闘家デビュー
引用元:TOKYO HEADLINE
桜庭は、大学卒業の2021年3月に父が主宰するQUINTETで本名を隠し「SAKU Jr.」としてエキシビジョン戦に出場しました。
QUINTETは打撃を禁止しており、投げ・関節・絞め技のみ有効というグラップリングルールが適用されるプロ格闘技イベントです。
ここで桜庭はブラジリアン柔術で黒帯を巻く鈴木和宏選手と対戦し、腕十字からキムラロックで先制の一本を奪う活躍を見せました。
キムラロックは父である桜庭和志さんが得意とした絞め技です。
エキシビジョンなので勝敗はつきませんでしたが、この勝負が桜庭大世の格闘技人生における分岐点となったことは間違いないでしょう。
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プロデビュー戦でジャイアントキリング
引用元:日刊スポーツ
2023年9月に、桜庭は父が主宰するQUINTETでプロデビューしました。
ここで桜庭は、アテネ・北京オリンピックの柔道男子66キロ級で金メダルを取った内柴正人さんとスペシャルシングルマッチで闘うことになりました。
試合は序盤でマウントを取られてしまいましたが、途中で隙を突いて繰り出した膝十字固めで一本勝ちを奪取し、鮮やかなプロデビュー戦となりました。
K-1デビュー戦
引用元:K-1オフィシャルサイト
2024年1月に開催されたK-1アマチュアチャレンジで、桜庭は根本亜門選手と対戦しました。
リングサイドで父の和志さんが見守る中、桜庭は根本選手にハイキックと膝蹴りを浴びせKO勝ちを奪取しました。
この結果に対し和志さんは「俺も出たいな」と発言。
桜庭家の格闘技への情熱は、親子二代に渡って受け継がれているようです。
2024年12月31日RIZIN.49
引用元:バトル・ニュース
2024年7月に開催された超RIZIN.3で、桜庭大世は父である桜庭和志さんとともにリングに現れ、大みそかにデビューすることを発表しました。
注目の対戦相手は、“お祭り男“矢地祐介選手です。
矢地選手は修斗でプロデビューし、 現在はRIZINを主戦場とする人気選手です。
プロ戦績は通算27勝14敗と優れた成績を残しており、名実ともにベテランの領域に達しています。
対戦カードの発表会見で、桜庭は「ぺーぺーなのでとにかく精一杯頑張りたい」と発言。
それに対して矢地選手は「試合が決まったのは嬉しいけど、相手がデビュー戦ということで複雑」とベテラン選手としての心境を露わにしています。
この試合は、フレッシュな若手と、様々な団体を渡り歩き酸いも甘いも噛み分けたベテラン選手による対決です。
試合当日、勝負は一周で決着するのでした。
開始早々お互いキックの応戦で始まりましたが、桜庭選手の左ミドルキックを矢地にキャッチされるやいなやすぐに左パンチで矢地に猛攻、その後に倒れた矢地に振り落とす様に桜庭選手の鉄槌が炸裂してKO勝利となった。
父親の桜庭和志も大喜びの試合結果、次の試合もどんな活躍をしてくれるのか目が離せません。
桜庭大世の年収は?
桜庭大世の年収は、本人が公表していないため不明でした。
予想される収入源は次のとおりです。
- スポンサー収入
- 格闘技の試合でのファイトマネー
- ブラジリアン柔術道場の月謝
道場はカルペディエム横浜という名前で横浜市都筑区にあり、桜庭はそこで先生をしていると本人のⅩでポストしていました。
また、RIZINはトップ選手だとひと試合につき2,000万円近いファイトマネーが得られると言われています。
桜庭がこれから戦果を挙げ注目を集めれば、より多くのファイトマネーを得られることでしょう。
26歳とまだ若いので、今後に期待ですね!!
桜庭大世は結婚してる?
2024年12月現在、桜庭大世は結婚していないようです。
桜庭はまだ26歳と若く、プロ格闘家としてのキャリアのスタート地点からまさに今踏み出そうとしているところです。
プライベートよりも、まずはリングでの戦いに集中しているのかもしれません。
まとめ
引用元:ゴング格闘技
今回は、桜庭大世の経歴や戦績、年収などについて紹介しました。
偉大な格闘家を父に持ち、本人もカード発表の会見で「RIZINという大舞台に立てるのは親の名前のおかげでしかない」と発言しています。
ともすれば親の七光りと受け取れるこの発言を、良く思わない格闘技ファンも少なくないでしょう。
桜庭大世にはそんな下馬評を覆す熱い試合を繰り広げてほしいですね!
他にもRIZIN DECADE(RIZIN.49)に出場予定の選手の記事もあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!