皆さんは、クレベル・コイケをご存知でしょうか?
RIZINフェザー級で活躍している日系ブラジル人格闘家です。
朝倉未来と対戦し、一本勝ちしたこともあります。
この記事では、クレベル・コイケの戦績、年収、結婚相手などについて紹介します。
クレベル・コイケのWiki風プロフィール
引用元:Instagram Keber Koike
本名 | クレベル・コイケ・エルベスト |
生年月日 | 1989年10月16日(35歳) |
出身地 | ブラジル サンパウロ州サンパウロ |
通称 | RIZINの鬼神 |
身長 | 178cm |
体重 | 66kg |
階級 | フェザー級 |
スタイル | 柔道 ブラジリアン柔術 グラップリング シュートボクシング |
クレベル・コイケは、1989年生まれの35歳(2024年12月時点)で、サンパウロ出身のブラジル人格闘家です。
身長178cm、体重66kgのフェザー級選手で、「RIZINの鬼神」という通称で知られています。
格闘スタイルは、ブラジリアン柔術、グラップリング、シュートボクシングを組み合わせた総合格闘技選手です。
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クレベル・コイケの経歴
ブラジルのサンパウロで育ったクレベル・コイケは、日本人のおじいちゃんの影響で7歳から柔道をはじめます。
14歳で家族と一緒に日本へやってきたものの、学校になじめず、工場で働きながらゴミ回収や養鶏場でバイトしながら生活していました。
しかし、そんな毎日が変わるきっかけが訪れます。
工場へ向かうバスの中で、ボンサイ柔術の創設者マオリシオ・ダイ・ソウザと運命的な出会いをしたのです。
それからは、バイトをしながら、必死に柔術の練習を重ねていきます。
18歳のとき、リーマンショックの影響で両親がブラジルに帰ることになりますが、クレベル・コイケは、「日本で強くなる!」と決意して一人残ることを選びました。
18歳で異国の地にひとりで残る決断は勇気のいることだったでしょう。
のちにRIZINライト級王者となるホベルト・サトシ・ソウザらとアパートでの共同生活をはじめ、お互いを高めあいながら格闘家への道に進んでいきます。
クレベル・コイケの戦績
総合格闘技の通算成績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
42 試合 | KO(TKO) | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
33勝 | 2 | 29 | 2 | 0 | 1 | 1 |
7敗 | 0 | 1 | 5 | 1 |
RIZINの対戦成績 | |||
---|---|---|---|
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 |
鈴木千裕 | 試合前 | RIZIN.49 2024年12月31日 | |
勝 | フアン・アーチュレッタ | 1R 2:25 ヒールフック | RIZIN.47 2024年6月9日 |
勝 | 斎藤裕 | 3R 1:22 ダースチョーク | RIZIN.45 2023年12月31日 |
負 | 金原正徳 | 5分3R終了 判定0-3 | RIZIN.44 2023年9月24日 |
- | 鈴木千裕 | ノーコンテスト | RIZIN.43 2023年6月24日 |
負 | パトリシオ・ピットブル | 5分3R終了 判定0-3 | RIZIN.40 2022年12月31日 |
勝 | 牛久絢太郎 | 2R 1:29 三角絞め | RIZIN.39 2022年10月23日 |
勝 | 萩原京平 | 1R 1:37 リアネイキッドチョーク | RIZIN LANDMARK vol.3 2022年5月5日 |
勝 | 佐々木憂流迦 | 2R 3:22 リアネイキッドチョーク | RIZIN TRIGGER 2nd 2022年2月23日 |
勝 | 朝倉未来 | 2R 1:51 三角絞め | RIZIN.28 2021年6月13日 |
勝 | 摩嶋一整 | 2R 3:02 三角絞め | RIZIN.27 2021年3月21日 |
勝 | カイル・アグォン | 1R 4:22 ダースチョーク | RIZIN.26 2020年12月31日 |
2008年にDEEPで総合格闘技デビューを果たしたクレベル・コイケは、その後めざましい活躍を見せていきます。
2017年5月27日には、ポーランドの総合格闘技団体KSWフェザー級王者になっています。
ブラジリアン柔術の黒帯として知られるクレベル・コイケの特徴は、極めの精度の高さです。
33勝のうち29勝を関節技や絞め技でフィニッシュしており、その成功率はトップレベルの選手たちの間でも際立っています。
試合中に「ボペガー!」と叫ぶと、そのあとほぼ100%の確率で相手が極められるという伝説めいたエピソードも。
この掛け声は「極めるぞ!」というポルトガル語で、ファンの間では”必殺技の前触れ”として親しまれています。
UFCやPFLからのオファーを断り続け、「日本の格闘技を守りたい」という思いを貫いています。
RIZINに初参戦
引用元:RIZINオフィシャルサイト
2020年の大みそかに、さいたまスーパーアリーナでついに実現したRIZIN初参戦。
対戦したのは、グアムPXCの元バンタム級王者で山本美憂さんの夫でもあるカイル・アグォン選手です。
試合は1Rでダースチョークを極めて一本勝ちを収めます。
この勝利をきっかけに、それまでKSWで王者になっても変わらなかった人生が一変。
「サトシやクレベルみたいになりたい」というメッセージが届くようになり、行く先々でファンに囲まれる存在へと成長していきました。
試合後のインタビューでは「RIZINでチャンピオンになるのが目標。朝倉や斎藤とも戦いたい」と宣言。
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朝倉未来と対戦
引用元:YouTubeチャンネル「RIZIN FIGHTING FEDERATION」
先述のRIZIN初参戦から約半年後の2021年6月13日、RIZIN26で朝倉未来との対戦が決定します。
5年ほど前に一度だけスパーリングをしたことがあるそうです。
そのことについて、朝倉未来は「むかし過ぎて思い出せない」と話す一方で、クレベルの驚異的なフィニッシュ率に警戒していました。
朝倉未来は「判定で根性のある方が勝つ」と予想したものの、クレベル・コイケは「彼は極まるよ」と自信たっぷりに語りました。
試合は、はじめから息もつかせぬ展開が繰り広げられます。
1ラウンドで朝倉未来のパンチをもらう場面もありますが、クレベルは冷静さを保ち続け、効いた素振りを見せません。
2ラウンドに入ると、するどい肘打ちで朝倉未来の顔を腫らせます。
そして得意のグラウンド持ち込み「ボペガー!」という、おなじみの勝利宣言とともに、三角絞めで失神一本勝ちを決めました。
この勝利は、クレベルにとって大きな転機となります。
「RIZINで勝ってから、すべてが変わった」と語るように、この試合を機に日本での知名度と人気が一気に上昇しました。
RIZINフェザー級タイトルマッチ
引用元:YouTubeチャンネル「RIZIN FIGHTING FEDERATION」
2022年10月23日、RIZIN.39のRIZINフェザー級タイトルマッチで王者牛久絢太郎と対戦が決定。
このとき、クレベル・コイケはRIZIN初参戦から負けなしで、脅威の5試合連続の一本勝ちを収めています。
試合は、2Rに得意の三角絞めで一本勝ちし、見事にRIZINフェザー級王座に輝きました。
2024年12月31日RIZIN.49
引用元:RIZINオフィシャルサイト
2024年12月31日のRIZIN.49で、鈴木千裕との対戦が決定しています。
この試合は、2023年6月のRIZIN.43以来の再戦です。
前回は、クレベル・コイケが前日軽量で400グラムオーバーして王座を失い、その後の試合は勝利したもののノーコンテストとなっています。
鈴木千裕は、若さと勢いのある打撃を武器に、現RIZINフェザー級王者で、先述のクレベル・コイケ戦を除くと2021年から8連勝中です。
クレベル・コイケは「今度こそ、みんなの前でいい試合をする」と語り、鈴木も「絶対に勝つ」と意気込んでいます。
ふたりの戦いは、RIZINのフェザー級で最も注目を集める一戦です。
この試合は、極め技の名手と打撃の達人という、まったく異なるスタイルの対決。
大みそかに、どちらの技が勝るのか、ファンは息をのんで見守ることになるでしょう!
クレベル・コイケは結婚している?
引用元:Instagram Keber Koike
クレベル・コイケは2014年に結婚し、現在は4人の子供を持つ幸せな家庭を築いています。
妻のイロイージさんは元モデルで、同じ日系ブラジル人でその美貌は多くのファンの間で話題です。
イロイージさんは名古屋市内のレストランでシェフとしても活躍し、アスリートの夫を食事面からもサポートしています。
家族の存在は、格闘家として活躍する心の支えとなっているのでしょう。
クレベル・コイケの年収は?
具体的な年収は公開されていませんが、主な収入源は次のとおりです。
- RIZINでの試合のファイトマネー
- ジムの運営
- YouTubeチャンネル
RIZINでの試合のファイトマネーは1試合あたり2〜5千万円あると思われます。
クレベル自身は年間3試合してお金をもっと稼ぎたいと語っています。
2024年5月には愛知県名古屋市にボンサイ柔術名古屋クレベルコイケジムがオープン。
ブラジリアン柔術を中心とした格闘技の指導を行っていて、格闘技未経験者から試合出場を目指す方まで幅広く指導しています。
興味のある方はぜひ見学に行ってみてください。
まとめ
引用元:Instagram Keber Koike
今回は、クレベル・コイケの戦績、年収、家族などについて紹介しました。
14歳で来日し、工場勤務をしながら格闘技の道を歩み始め、現在は「RIZINの鬼神」として知られる存在となりました。
いよいよ12月31日のRIZIN.49で、現フェザー級王者・鈴木千裕との再戦が実現します。
クレベル・コイケがどのような試合を見せてくれるのか、目が離せない注目の一戦となることでしょう。
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