皆さんは、かずきんぐという人をご存知でしょうか?
今回は、通称・信州の喧嘩猿と呼ばれるかずきんぐについてご紹介します。
ブレイキングダウン9から参戦したかずきんぐは、どんな人なのでしょうか。
かずきんぐのプロフィール
引用元:インスタグラム@kazuking_501
本名 | 中村一樹(なかむらかずき) |
生年月日 | 1986年5月9日 |
身長 | 164cm |
出身地 | 長野県飯田市 |
出場階級 | フェザー級、バンタム級、ライト級 |
格闘技歴 | キックボクシング |
かずきんぐの格闘技歴は?
最初にキックボクシングを始めたのは28歳の頃で、それまでスポーツは何も経験がなかったそうです。
学生の頃は帰宅部で、身体を動かすことはなく、当時体重90kg以上ありました。
このままだとまずいと思い、ダイエット目的でキックボクシングを開始。
試合に出る中で、対戦相手の踵が顔面を直撃し、眼窩底骨折し7時間の大手術を受けることになりました。
気が付けば病院のベッドの上。試合前後の記憶がほとんどない状態でした。
顔面に6枚のプレートを入れるという大手術を受け、そのトラウマもあり、格闘技はやめていました。
格闘技を再開する転機
格闘技から離れた生活をしている中、友人や恋人に裏切られるなど、嫌なことが続いていきます。
鬱気味になる日々の中で、身体を動かした方がいいと知り、また格闘技を再開することになります。
元々35歳で格闘技はやめると決めていたようですが、地下格闘技の大会に出たりする中で、勝っても虚無感を感じるばかりで、楽しいとか嬉しいとか思うことはなかったそうです。
そんな中出会ったのが、ブレイキングダウンでした。
ブレイキングダウンの3回か4回目頃に応募したのが最初ですが、審査に通らず、オーディションにすらいけませんでした。
その後も応募を続けますが、落ち続けます。
しかし、ブレイキングダウンで人生が変わっていってる選手を目にすればするほど、出場したいという気持ちが強くなったといいます。
そこが格闘技を続けたいと思わせた理由かもしれません。
ブレイキングダウンデビュー
ブレイキングダウン9でようやく掴んだチャンス。
次はこのチャンスをくれた、初戦の対戦相手こめおが、かずきんぐを選んだ理由をみていきます。
ブレイキングダウン9から「ひな壇メンバーによる対戦相手選考」が新たに導入されました。
こめお、樋口武大、冨澤大智がオーディションに来た170人の中から、モニター越しに対戦相手を選ぶというものです。
こめおの選考では、瓜田純士の息子ジェリアや、SNS総フォロワー数120万人を誇る俳優の西田和政らが挑戦。
さらにTHE OUTSIDERで出場停止処分を受けた田畑魂とのマッチメイクも検討されましたが、いずれも不成立に。
そんな中、こめおが最終的に選んだのは、冨澤大智の選考で落選したかずきんぐでした。
かずきんぐはインタビューでブレイキングダウンへの熱い想いを語り、スパーリングでも実力を見せていました。
選考理由について、こめおは「かずきんぐの想いは俺にも伝わっていた」と語り、対するかずきんぐも「37歳、まだ夢諦めてない。バチバチぶっ倒してやる」と宣言。
両者の熱い想いが交差する形で、かずきんぐのブレイキングダウンデビューが決まりました。
ブレイキングダウンの戦績
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催日 |
勝 | こめお | KO | BD9 | 2023年8月26日 |
負 | 井原良太郎 | KO | BD10 | 2023年11月23日 |
負 | よしきまる | KO | BD11.5 | 2024年3月30日 |
負 | サイコ松本 | 判定3-0 | BD13.5 | 2024年10月5日 |
地下格闘技益荒男では、15戦10勝4敗1引分。
裏ケンカバトルロワイアルでは、3戦3勝という成績を誇っていますが、ブレイキングダウンでは苦しい戦いが続いています。
初出場:ブレイキングダウン9
引用元:https://efight.jp/result_s-20230826_1411051
対戦相手はこめお。
序盤、こめおが積極的な攻めを展開し、インステップで距離を詰めながら左右のフックを繰り出す。
しかし、かずきんぐの放った左フックが、こめおの側頭部を直撃。
ダウンするも、立ち上がったこめおは意地を見せ、大振りのフックで反撃する。
足取りが怪しいこめおに、かずきんぐが右打ち下ろしをヒットさせ、初戦KO勝ちを飾った。
ブレイキングダウン10
引用元:https://efight.jp/result_s-20231123_1441119
対戦相手は井原良太郎。
試合直後、井原は一瞬の隙も与えない積極的な攻めを展開。
一気に距離を詰めて左右のフックを繰り出し、かずきんぐがミドルキックで応戦。
しかし井原が、完璧なタイミングで左フックをヒットさせ、かずきんぐのKO負けとなった。
ブレイキングダウン11.5
引用元:https://efight.jp/result_s-20240330_1481132
対戦相手は空手家のよしきまる。
試合開始後、かずきんぐが積極的にパンチで攻め込む。
しかし、よしきまるの前蹴りとハイキックが的確にヒット。
最後はボディへ強烈な膝蹴りがヒットしかずきんぐは立ち上がれなくなる。
かずきんぐのKO負けとなった。
ブレイキングダウン13.5
引用元:https://efight.jp/result_s-20241005_1542075
対戦相手はサイコ松本。
試合開始と同時に、サイコが猛然とダッシュし、かずきんぐをケージに追い詰め、怒涛のパンチラッシュ。
しかし、かずきんぐも果敢に打ち返し、両者20秒間にわたる壮絶な打ち合いを展開。
判定は1名がサイコを支持し、2名がドローだったため、延長戦へ。
延長Rでも、サイコは狂気じみたパンチラッシュ。
ケージを背にしたかずきんぐは猛攻を受け続け、ついにダウン。
立ち上がって反撃を試みるも、サイコの止まらない連打の前に最後はバランスを崩して倒れ込む形に。
3-0でかずきんぐの判定負けとなった。
かずきんぐの職業・年収は?
現在の確実な情報は掴めませんでしたが、2023年9月時点では、鉄道工事の仕事をしていました。
終電から始発までの間に、線路の中の作業などを行うため、夜勤が多いそうです。
以前はキャバクラのボーイや、バーなど夜の仕事をしていたことも多く、夜型の生活が多いようですね。
現在の年収はわかりませんが、格闘技を始めた当初は、外資系の保険会社で営業をしており、月に50〜60万ほどの収入があったそうです。
しかし、その分早期解約などのペナルティが多く、2年後には2〜3ヶ月給料をもらえないこともあるような厳しい会社だったそうで、その後辞めて朝キャバのボーイとして2〜3年働いたそうです。
格闘技を再開した後は、ライバーとしてライブ配信をしてみたりと、色々もがいていた時期もありました。
Xには、痩身エステや脱毛のハッシュタグがついていますが、それを仕事としてしているのか、趣味なのかは定かではありません。
ライバー時代
かずきんぐは、以前葛飾区亀有の「ハイボールbarほどほど」に在籍していた頃、飲み屋専門ライブ配信アプリ「Lynomi(ライノミ)」でライブ配信をしていました。
ライノミのトップライバーとしてインタビューを受けるほど、ライブ配信は好評だったようです。
2020年の夏から本格的に配信を始め、モノマネが得意だったこともあり、人気者になりました。
そもそもハイボールbarほどほどに勤め始めたきっかけは、コロナの影響だったとのこと。
コロナの影響で昼の仕事がなくなり、格闘技の試合も無くなってどうしようと思っていた時に、スポンサーだったオーナーさんに誘われて入店したそうです。
夜の仕事の経験はあったので、いいきっかけになったようですね。
しかし、コロナ禍の飲み屋といったら、営業自粛要請が出されたりと、本当に大変な状況にありました。
飲みに出る人も少なく、比較的時間があった頃に、ふと配信してみようかなと思い、配信を始めたそうです。
引用元:https://horeru.com/column/96302/
こんな無邪気な笑顔も見せてくれるんですね!
元々喋ったり歌ったり、面白いことをして楽しんでもらうことが好きだったそうで、投げ銭してもらったらモノマネをする!という流れで人気になっていきました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ブレイキングダウン9から出場し、信州の喧嘩猿と言われるかずきんぐについて、ご紹介しました。
これからもブレイキングダウンに出場したい!という思いが強いかずきんぐの活躍が楽しみです。