皆さんは、貴a.k.a悪魔王子(たかエーケーエーあくまおうじ)さんをご存知でしょうか?
ヒロ三河さんを兄に持ち、三河幕府のメンバーで「三河幕府の特攻隊長」として地下格闘技界では40戦を誇ります。
2024年には、ブレイキングダウンへ参戦し、これまで以上に多くのファンに知られるようになりました。
この記事では、喧嘩百段の実力を持つと言われる、貴a.k.a悪魔王子さんについて、プロフィール、地下格闘技やブレイキングダウンでの戦績、収入や彼女などの情報を解説していきます。
貴a.k.a悪魔王子のwiki風プロフィール
引用元:Breaking Down Club
本名 | 三河貴裕(みかわ たかひろ) |
生年月日 | 1981年7月21日 |
身長 | 170cm |
体重 | 69.0kg |
出身地 | 茨城県神栖(かみす)市 |
出場階級 | ライト級 |
格闘技歴 | - |
貴a.k.a悪魔王子さんのリングネームは、本名の「貴」という名前に「a・k・a(also known as)」という「別名」を意味する言葉が加わり、「悪魔王子」というニックネームが付いた形になっています。
「a・k・a」はラップ用語でも「別名」を指し、ラップが得意だという彼ならではのリングネームと言えますね。
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
貴a.k.a悪魔王子の生い立ちとは?
生い立ち
貴a.k.a悪魔王子さんは、茨城県神栖(かみす)市で生まれ育ち、兄であるヒロ三河さんと共に喧嘩に明け暮れる日々を送っていたと言われています。
ご両親のことなどは語られていませんが、祖母に育てられたというエピソードがあります。
しかし、学生時代などの、詳しいエピソードや具体的な生活の様子を伝える情報はわかりませんでした。
格闘技の世界に入る前から「喧嘩好きな性格」は変わらず、相手に容赦なく攻撃を仕掛けることで知られていたそうです。
地下格闘技の大会では、兄弟で有名な存在で、様々な地下格闘技団体に参戦し、実績を積み重ねていきました。
三河幕府
2003年頃、兄のヒロ三河さんが自身のチーム「三河幕府」を結成し、貴a.k.a悪魔王子さんもそのメンバーとして活動するようになりました。
同じチームには、一番帯隊長のKu-Ri-(クーリー)やヒロ三河さんの息子三河拳士さんもいます。
「三河幕府の特攻隊長」という肩書きから、チーム内での彼の立場の重要性がうかがえますね。
三河幕府は、地下格闘技大会の主催や他団体とのコラボ大会の運営、所属選手の育成・マネジメントなどを行っています。
また、ヒロ三河さんが運営するジム「KAMEHOUSE(カメハウス)」でチームとしてトレーニングし「幕練(ばくれん)」と呼ばれるその様子は、三河幕府のYouTubeチャンネルに投稿されています。
貴a.k.a悪魔王子、地下格闘技戦績
こちらの章では、地下格闘技40戦と言われる、貴a.k.a悪魔王子さんの戦績についてお伝えします。
40戦全ては調査できませんでしたが、今回調査できただけでも21戦15勝6敗の成績を誇っています。
17代喧王タイトルを取ったこともあるようで「喧嘩百段」という経歴が伝わっているのも頷ける戦績です。
引用元:UFK 新スタイル地下格闘技(喧王)
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催場所 | 開催日 |
---|---|---|---|---|---|
勝 | ヘルプマン卍TAKA | 判定 | KRUNCH第参戦 | ディファ有明 | 2009年3月20日 |
負 | 中臣隼 | 判定 | 強者Ⅳ(TSUWAMONO) | ZEPP OSAKA BAYSIDE | 2009年5月10日 |
負 | 邪鬼(サンギ一族) | 判定 | 喧王東京大会 | 新宿フェイス | 2009年7月10日 |
勝 | 宮内辰也 | 判定 | DSG challenge.3(地元最狂決定戦) | 2009年11月9日 | |
勝 | 鎌形利春 | 判定 | DSG challenge.4(地元最狂決定戦) | 2009年12月28日 | |
勝 | フジモン | 判定 | KRUNCH札幌大会 | Zepp Sapporo | 2010年3月21日 |
勝 | かっちゃん | 判定 | KRUNCH | 新宿FACE | 2010年前後 |
勝 | KIYOSHI | TKO | KRUNCH | 新宿FACE | 2010年前後 |
勝 | GON | 判定 | KRUNCH | ディファ有明 | 2010年前後 |
勝 | 郡山 | 判定 | KRUNCH | 2010年前後 | |
勝 | タケト(熊本、コンクリ道場) | KO | 2010中量級キングオブ喧王決定戦トーナメント 第一試合 | 熊本興南会館 | 2010年12月23日 |
勝 | 狂犬魔翔(大阪、西成喧嘩会) | 判定 | 2010中量級キングオブ喧王決定戦トーナメント 準決勝 | 熊本興南会館 | 2010年12月23日 |
負 | 翔太(熊本、コブラ連合) | KO | 2010中量級キングオブ喧王決定戦トーナメント 決勝 | 熊本興南会館 | 2010年12月23日 |
勝 | よちぃき | TKO | KRUNCH | メイセイパーク(広島) | 2011年5月29日 |
負 | 児玉智彦 | 判定 | 黒王(KOKUOHU) VOL.4 | 名古屋市内 | 2011年11月13日 |
勝 | ガンダムファイターネ羊平 | 判定 | 2012年04月22日 | ||
勝 | モンキー・B・コージ(南攻防/名古屋連合) | TKO | 黒王(KOKUOHU) VOL.5 | 名古屋市 | 2012年5月27日 |
負 | MERU | 判定 | KRUNCH | 2017年3月 | |
勝 | TKO | 2018年7月13日 | |||
勝 | 判定 | 2019年5月12日 | |||
負 | 蔭山幸輝(サップ連合) | 判定 | ブルースター(BLUESTAR) | MIYACOCOみなとドーム | 2023年2月19日 |
喧嘩屋仕込みの圧倒的な前進力と打たれ強さが武器の貴a.k.a悪魔王子選手。
判定決着が多いもののKO負けはほとんどありません。
悪魔のような残忍さと言われる“喧嘩屋スタイル”で相手に容赦なく攻め込み、ラップ調の煽りも会場を沸かせていました。
三河幕府のYouTubeチャンネルには、多くの試合動画もあるので、気になる方はぜひ見てみて下さい。
貴a.k.a悪魔王子、BreakingDown戦績
貴a.k.a悪魔王子選手は、2023年にBreakingDown10のオーディションに参加。2024年以降、BreakingDown11、12、13と続けて出場しています。
ジョリー選手や寿希也選手に2連敗しましたが、若い実力者を相手に、42歳を超える年齢を感じさせない積極的な試合を繰り広げています。
また、BreakingDown15.5では、兄のヒロ三河選手と共に茨城代表監督として、チームを勝利に導きました。
BreakingDown戦績
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催日 |
---|---|---|---|---|
負 | ジョリー | 判定0-5 | BreakingDown11 | 2024年2月18日 |
負 | 寿希也 | 判定0-5 | BreakingDown12 | 2024年6月2日 |
勝 | Yoshihito & さわむー & 七瀬嘛雪璃(3on2) | 判定4-1 | BreakingDown13 | 2024年9月1日 |
BreakingDown11 vs ジョリー
オーディション
兄のヒロ三河選手と臨んだBreakingDown11のオーディションでは、先に、ヒロ三河選手とてる選手の試合が決定。
続いて、貴a.k.a悪魔王子選手は「しゃべるの苦手なんで、思いっきり殴りあえる人いたらやりたい」とアピール。
それを受けてジョリー選手が「自分やてるくんが怪我でいない間に、オーディションでバチくそ暴れたらしいな?それ俺らのポジションやねん!」と挑発。
貴a.k.a悪魔王子選手は、BreakingDown10のオーディションでも大乱闘を繰り広げており、ジョリー選手はそのことを指摘していると思われます。
貴a.k.a悪魔王子選手とジョリー選手はお互い一歩も引かず乱闘に発展し、現場はスタッフが制止に入るほどの騒然とした状況となりました。
試合
試合前には、貴a.k.a悪魔王子選手は「普段は対戦相手の動画とか見ないけど、今回は見てみる。ノーガードで、本番全開で打ち合おう」と、真っ向勝負での喧嘩バトルを臨んでいました。
試合になると、序盤から貴a.k.a悪魔王子選手が前蹴りやカーフキックで積極的に攻めましたが、ジョリー選手は冷静に距離を詰め、連打で圧力をかけます。
中盤にはジョリー選手のパンチがクリーンヒットし、貴a.k.a悪魔王子選手は流血。
終盤もジョリー選手が攻勢を続け、判定5-0でジョリーが圧勝しました。
負けはしましたが、貴a.k.a悪魔王子選手の気迫と打たれ強さも光った一戦でした。
試合後、貴a.k.a悪魔王子選手は「負けちゃって、応援してくれた多くの人に自分のスタイルを見せられなかったので悔しい」と語り、次戦にも意欲を見せました。
BreakingDown12 vs 寿希也
引用元:ENCOUNT(試合直前までバッチバチ)
オーディション
貴a.k.a悪魔王子選手の対戦相手となった寿希也選手は、てる選手が「ケンカなら朝倉未来にも勝つかも」と絶賛し、BreakingDown12オーディションに登場。
彼は、「地元の50の学校を束ねた」と言われる伝説の喧嘩番長で、当初、北九州のバケモノ生田侑希選手と戦うことになっていました。
しかし、ヒロ三河選手と貴a.k.a悪魔王子選手が戦いたいと名乗りをあげ、朝倉未来CEOも「面白そう」と対戦を決定。
貴a.k.a悪魔王子選手対vs寿希也選手、ヒロ三河選手vs生田侑希選手のカードが決まりました。
試合
BreakingDown12で行われた貴a.k.a悪魔王子選手と寿希也選手の一戦は、まさに“伝説の喧嘩番長対決”として大きな注目を集めました。
試合前のフェイスオフでは、互いに一歩も引かず、額を押し付け合って火花を散らし、ゴングが鳴る前からパンチが飛び出す事態に。
レフェリーが慌てて制止し、セキュリティも急遽介入するなど、会場は一気にヒートアップしました。
試合が始まると、寿希也選手は持ち前のパワーで一気に攻勢をかけます。重いパンチが次々と貴a.k.a悪魔王子選手を捉え、序盤から出血を伴う激しい展開に。
貴a.k.a悪魔王子選手は必死に応戦しますが、寿希也選手の圧力と攻撃力に押され、ダメージが蓄積していきます。
混乱の中、貴a.k.a悪魔王子選手が誤ってレフェリーにパンチを当ててしまう場面も見られました。
気力で立ち続けた貴a.k.a悪魔王子選手でしたが、判定は寿希也選手の圧勝。
両者の意地と根性がぶつかり合ったこの試合は、まさに大会屈指の激闘となり、会場は熱気に包まれました。
試合後、貴a.k.a悪魔王子選手は「あいつ格闘技やってるな?ずるいなぁ。」と、寿希也選手の実力を認め、ファンからは「器が大きそう」「名前は痛いけど人間性は好き」など、好意的なコメントが多く寄せられていました。
また、「1分の喧嘩の仕方を練習したけど、顔にパンチをくらってしまった」と自身の反省点も語っています。
「次も呼んでくれたら出るからよ!」と次戦への意欲を見せ、最後はラップで締めくくり、盛り上げました。
BreakingDown13 悪魔王子&瓜田純士 vs いじめられっ子3人
オーディション
溝口勇児COOが、「いじめられた過去のある方に今回ここにお集まりいただいています。ブレイキングダウンは人生を変えるきっかけになる場所でありたいと思っている。今回は自らの拳で人生を変えるためにここにお集まりいただきました」と企画の趣旨を説明。
そして、Yoshihitoさん、七瀬嘛雪璃さん、さわむーさんの3人が登場。それぞれが、いじめられた過去を語りました。
瓜田純士選手が「自分も経験があるが、過去の痛みが足かせになることを知っている。でも、それを乗り越えるには、自分自身でその過去を越えていくしかない」と3人に熱く語ります。
そこへ、貴a.k.a悪魔王子選手が「俺元々さ、いじめっ子なのよ」とひな壇を立ち、「いじめっ子対いじめられっ子、俺とちょっとやってみるか?俺とやって克服しろ」と持ち掛けました。
瓜田選手も入り、普段のブレイキングダウンとは全く違い、温かく感動的な乱闘になりました。
試合は、「貴a.k.a悪魔王子選手と瓜田選手」対「Yoshihito選手、七瀬選手、さわむー選手」の2対3で決定。
また、瓜田選手からてる選手に、3人に稽古をつけてやって欲しいと打診があり、てる選手も自分も過去にいじめられた過去があると告白。一緒にトレーニングすることを快諾しました。
また3人は、てる選手や、ボクシング元世界王者の内藤大助さん、朝倉未来選手らとも練習し、試合に向けて準備。
他にも、金田一孝介選手や啓之輔選手も自身のYouTubeチャンネルで格闘技を教えており、多くの人がこの3人を応援している思いが伝わってきました。
試合
引用元:YouTube【サンスポ】
ゴング開始直後から、Yoshihito選手、七瀬選手、さわむー選手は気迫を前面に出して、貴a.k.a悪魔王子選手と瓜田選手に立ち向かい、金網際に押し込む場面もありました。
しかし、実力で勝る貴a.k.a悪魔王子選手と瓜田選手が徐々にペースを握ります。
貴a.k.a悪魔王子選手はノーガードでYoshihito選手とさわむー選手の2人を相手に激しい打ち合いを展開し、さわむー選手からダウンを奪う場面もありました。
瓜田純士は七瀬選手とほぼ一騎打ちの形になり、冷静に圧倒。
試合は判定に持ち込まれ、4-1で瓜田・悪魔王子組の勝利となりました。
試合後は、リングの上で抱擁し、貴a.k.a悪魔王子選手は「今日は愛を持って戦いました」と温かいコメントを残しています。
この試合は大きな反響を呼び、ブレイキングダウンの新たな一面を見せる一戦となりました。
BreakingDown15.5 北海道 vs 茨城
BreakingDown15.5では、「喧嘩自慢地区対抗戦」として、茨城代表(監督:ヒロ三河&貴a.k.a悪魔王子)と北海道代表(監督:SATORU&としぞう)がバンタム級・フェザー級・ライト級・ミドル級・無差別級の5階級で対抗戦が行われました。
貴a.k.a悪魔王子選手は試合には出場せず、茨城チームの若手選手たちを監督・セコンドとして率い、オーディションや大会前のインタビュー動画、試合会場でもその存在感を発揮し試合を盛り上げました。
「喧嘩自慢地区対抗戦」だけに試合まで乱闘が目立ちましたが、ヒロ三河選手が監督として落ち着いてまとめていたのが素晴らしかったです。
この対抗戦で茨城チームは3勝2敗で北海道に勝利し、7月開催予定のBreakingDown16大阪大会への進出権を獲得。
大阪大会では大阪代表チームと対戦することが決まっています。
大阪代表チームは、サップ西成選手と瓜田純士選手が監督を務め、ヒロ三河選手や貴a.k.a悪魔王子選手との大将戦があるかなど、詳細発表が楽しみですね。
判定に関して八百長疑惑も出た対抗戦でしたが、溝口COOはインスタライブで「命にかけて八百長はない」と発表しています。
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
貴a.k.a悪魔王子の職業・年収は?
引用元:Instagram【taka_aka_akuma】
貴a.k.a悪魔王子(本名:三河貴裕)さんは、格闘家として活動しています。
2009年頃から地下格闘技の世界で戦い、兄のヒロ三河選手率いる「三河幕府」のメンバーとして、その実力は有名でした。
収入は、「三河幕府」が行う地下格闘技イベントへの参戦や運営、YouTube出演から得ていると考えられます。
また、スポンサー料やファイトマネーからの収入もあります。
2024年にはブレイキングダウンに参戦し、さらに知名度が上がっていると思われるので、スポンサー収入はこれまで以上に増えたのではないでしょうか?
貴a.k.a悪魔王子の家族・彼女は?
2011年に結婚したとの情報があったので、結婚歴はあるのかもしれません。
しかし、現在は奥さまやお子さん、または彼女などの情報は確認できませんでした。
兄・ヒロ三河さんの家族(妻・美沙希さん、息子・拳士さん、娘・揚羽さん、お孫さん)との微笑ましい交流がYouTubeやSNSで伝えられています。
まとめ
貴a.k.a悪魔王子さんは、40代という年齢を感じさせない闘志と打たれ強さで、地下格闘技やブレイキングダウンで存在感を発揮し続けています。
次回BreakingDown16では、大阪代表と茨城代表との対抗戦が実現し、両陣営の因縁や、豪華な顔ぶれから大会屈指の注目カードと言われています。
ベテランとしての経験と存在感を武器に、どんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まりますね!