皆さんは、野田蒼という人をご存知でしょうか?
元K-1選手で、K-1との契約を解除し違約金を払ってまでブレキングダウンに挑戦してきたことから話題になり、ブレイキングダウン13より出場している選手です。
今回はそんな野田蒼についてご紹介します。
野田蒼のプロフィール
引用元:X@k1wgp_pr
本名 | 野田蒼(のだ あおい) |
生年月日 | 2003年2月4日 |
出身地 | 大阪府 |
身長 | 166cm |
出場階級 | フライ級、フェザー級 |
格闘技歴 | キックボクシング、空手 |
格闘技歴
野田蒼は、小学1年生で空手を始め、小学6年生でキックボクシングに転向します。
幼少期から格闘技を始めたのは、家族の影響が大きくあるようです。
野田の母は空手の大会で優勝経験を持つ実力者で、兄の野田哲司も現在格闘家として活躍しています。
野田の才能は急速に開花し、中学卒業時点で67戦64勝3敗という驚異的な戦績を残しました。
そしてアマチュア時代には11のチャンピオンベルトを獲得。
高校1年生でK-1アマチュア全国大会で優勝します。
また、格闘技により専念するために、格闘技を学びながら高校卒業資格が取得できる“STYLE高等学院”に進学します。
この環境がプロ格闘家としての基礎を築く重要な要素となりました。
アマチュア〜プロ時代の戦績
中学卒業時点で67戦64勝3敗という驚異的な戦績を残した、野田蒼。
次はアマチュア時代からの戦績を見ていきます。
アマチュア時代の戦績
アマチュア時代の戦績は、64戦60勝3敗1引分。
かなりの勝率を誇っています。
確認できた主な獲得タイトルは次の通りです。
K-1関連
- K-1甲子園2020 -55kg級王者
- 第6回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝
- 第20回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝
KAKUMEI
- 初代37kg王者
- 42kg王者
- 50kg王者
S-1
- 初代ピン級チャンピオン(防衛1回)
- バンタム級第5代チャンピオン
- 40kg級チャンピオン
その他主要タイトル
- wild fit 40kg王者
- SMASHERS 50kg全日本優勝
- 関西ジュニア-50kg 第14代王者
- 第3回 K-1ジュニア50kg全日本チャンピオン MVP
- 第17回全日本アマチュアキックボクシング選手権-50kg級 優勝
- TOPRUN 50kg第14代チャンピオン
- 第3回WBCムエタイジュニアリーグU-15中学の部50kgチャンピオン
- BORDER 42kg級チャンピオン
プロ時代の戦績
プロ時代の野田蒼の戦績は14戦6勝7敗1引分。
引用元:https://www.deep-kick.com/posts/5586916/#&gid=1&pid=7
プロデビュー戦は、高校1年生の1月。
DEEP☆KICK38でプロデビューを果たしました。
プロデビュー戦では、その実力を遺憾なく発揮し、見事判定勝利を収めます。
その勢いそのままに、デビューから3ヶ月後に行われた2戦目でも判定勝利を飾り、新人ながら注目選手としての地位を確立していきました。
さらに野田の挑戦は続き、高校2年生の夏にはK-1 World GPに出場。
K-1デビュー戦となったこの試合は53kg級3分3Rで行われ、接戦の末に引き分けという結果に。
その3ヶ月後には同じ対戦相手との再戦が組まれましたが、この試合では1Rで敗北を喫することとなりました。
プロ時代の戦績は以下の通りです。
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催日 |
勝 | 翔太YAMATO | 判定3-0 | DEEP☆KICK38 | 2019年1月6日 |
勝 | 内藤啓人 | 判定3-0 | DEEP☆KICK39 | 2019年4月07日 |
引分 | 黒田斗真 | 判定0-1 | K-1 WORLD GP 2019 JAPAN | 2019年8月24日 |
負 | 黒田斗真 | KO | Krush.108 | 2019年11月16日 |
勝 | 紫苑 | 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2020 JAPAN | 2020年11月3日 |
負 | 晃貴 | KO | Krush.122 | 2021年2月27日 |
負 | 壬生狼一輝 | 判定1-2 | K-1 WORLD GP 2021 JAPAN | 2021年5月30日 |
勝 | 橋本実生 | ドクターストップ | Krush.132 | 2021年12月18日 |
勝 | 松谷桐 | 判定3-0 | Krush.135 | 2022年3月26日 |
負 | 池田幸司 | KO | Krush.139 | 2022年7月30日 |
勝 | 峯大樹 | TKO | K-1 WORLD GP 2022 JAPAN | 2022年12月3日 |
負 | 鬼山桃太郎 | KO | Krush.154 | 2023年10月21日 |
負 | 上村雄音 | TKO | RIZIN LANDMARK 9 | 2024年3月23日 |
負 | JIN | KO | RISE WORLD SERIES 2024 | 2024年6月15日 |
ブレイキングダウンに挑戦したきっかけは?
初めてブレイキングダウンのオーディションに登場したのは、ブレイキングダウン11の時でした。
K-1に違約金払って、契約解除してまで挑戦してきた野田蒼でしたが、なかなか本戦出場とはならず、やっと出場できたのは、ブレイキングダウン13でした。
ブレイキングダウン11のオーディションでは、西島恭平と対戦する流れでしたが、ブレイキングダウン13のオーディションで西島恭平にスパーリングで勝ったナオキと、野田蒼が本戦で対戦することになりました。
ブレイキングダウンでの戦績
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 開催日 |
勝 | ナオキ | 判定 5-0 | BD13 | 2024年9月1日 |
負 | 大野篤貴 | 判定 1-2 | BD13.5 | 2024年10月5日 |
初出場:ブレイキングダウン13
引用元:https://efight.jp/result_s-20240901_1529412
初戦の対戦相手は、小田原の喧嘩自慢で格闘技未経験のナオキ。
格闘技エリートの野田蒼とストリートファイターのナオキによる一戦は、スタイルの違いが明確に表れる展開となった。
序盤から、サウスポーのナオキは積極的に距離を詰め、組み付きからの打撃を狙う戦略を展開。
しかし、プロキックボクサーとしての経験を持つ野田は、的確な右ミドルキックと右ストレートで相手の攻めを封じ込める。
試合中盤以降、野田は更に冴えわたる動きを見せ、接近するナオキに対して右ハイキックや右膝蹴りのカウンターを巧みに決めていった。
対するナオキは、組み付きを中心とした戦いを続けるものの、有効な攻撃を決めることがでない。
終盤、ナオキは右ハイキックを被弾しながらも果敢にパンチを放つ積極性を見せたが、試合の流れを変えることはできなかった。
結果は5-0で野田の判定勝ち。ブレイキングダウン初出場で初勝利を収めた。
ブレイキングダウン13.5
引用元:https://efight.jp/result_s-20241005_1542118
対戦相手は、極真KWF軽量級・世界王者など様々な空手のタイトルを攫ってきた大野篤貴。
試合開始後、大野が得意のインローと左ミドルキックで序盤から攻勢を仕掛る。
野田も鋭いワンツーで応戦し、一進一退の攻防が展開された。
しかし、試合中盤で大野の蹴りが野田の下腹部に入り、一時的なタイムストップを強いられる場面も。
再開後、大野の蹴り技に対して野田がパンチを組み合わせた攻撃で対抗し、両者ともにダウンを奪えないまま終わった。
3名のジャッジ全員がドロー判定を下し、延長戦へ。
延長Rでは、野田が積極的にワンツーで前に出る。
大野も効果的な蹴り技で応戦し、互いの距離感が噛み合わない中、クリンチの場面が目立つ展開に。
結果は2-1で野田の判定負けとなった。
野田蒼の職業は?
現在はReborn kickboxingジムのトレーナーとして働きながら、キックボクシングの試合に出ています。
ブレイキングダウンへの熱い気持ちを語っていたことから、今後はブレイキングダウン出場をメインとした活動をしてきたいと考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はブレイキングダウン13より出場している、野田蒼についてご紹介しました。
アマチュア時代から輝かしい戦績を収めてきた野田蒼が、これからどんな活躍をしていくのか楽しみですね。