格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」のオーディション中、大阪市内で人気選手レオが突如襲撃されるという衝撃的な事件が発生。
自撮りカメラが捉えたその一部始終はまるで“路上リアルファイト”。
同行していた母親の悲鳴、スタッフの混乱、そして警察の介入という前代未聞の展開に、ネットでは騒然となっている。
「お前、レオやな?」突然声をかけられた路地裏が事件の舞台に
引用元:BREAKING DOWN
BreakingDown第16回大会(2024年7月開催予定)の開催地である大阪。
番組側はこの大会に向け、各地の“喧嘩自慢”を発掘するための特別企画をスタート。
中でも注目されていたのが、“叛逆の悪童”ことレオの大阪ロケだった。
自撮りカメラ片手に大阪の繁華街を歩いていたレオ。
だが撮影開始から間もなく、2人組の若い男たちに「お前、レオやろ?」「ちょっと来いや」と突然絡まれる展開に。
彼らはBreakingDownにも関わった“シェンロン”という選手の後輩を名乗り、「お前、シェンロンに喧嘩売ったよな?」と一方的に因縁をふっかけてきた。
その場は表通りから少し外れた路地裏。周囲には人通りも少なく、撮影クルーが止めに入る間もなく、乱闘が勃発した。
2対1の暴行、首を絞められ…レオは流血しながらも応戦
引用元:エンタメQ
当初は言い争いかと思われたが、状況は一気にエスカレート。
1人の男がレオの首を絞め、もう1人は後方から蹴りを入れるなど、完全に暴行と呼べる状況へと発展。
レオも持っていた自撮りカメラを使って応戦し、何とか反撃を試みるが、2対1という数的不利は否めない。
映像には、もみ合いの中でレオの口元から血が滲む様子も映し出されていた。
顔をしかめながら「お前ら、2対1しかできんのか! ガキがイキんなよ!」と怒声をあげる姿は、演出やヤラセといったレベルを超えた“本物の怒り”を感じさせた。
「ちょっとやめて! 危ない!」母親の悲鳴が響く修羅場
引用元:Yahoo ニュース
今回のロケには、レオの母親も同行していた。
普段は表舞台に出ることが少ないが、息子の挑戦を応援する意味で現場を見守っていた。
しかし、予想だにしない展開に思わず「ちょっとやめて! 危ないから、ほんとにやめて!」と大声で叫ぶ場面も。
母親の叫び、スタッフの制止、激しいもみ合い、そして血――撮影現場は完全にパニック状態に陥り、その様子は“放送事故”と形容されてもおかしくないほどだった。
騒動は警察沙汰に、ロケは途中で中止に
暴行を受けたレオが激昂し、現場には混乱が続いたが、最終的には通報を受けた警察が出動。
被害届が出されたかどうかなどの詳細は明らかになっていないが、騒動は警察の介入によってようやく収束。運営サイドはこの事態を受けてロケの中止を決定した。
SNSでも騒動は瞬く間に拡散。レオ本人がX(旧Twitter)で投稿した内容がさらなる注目を集めた。
「大阪の企画で茶番とか舐めてんの? 襲撃されて血まみれなって、どこが台本やねん。ママも危なかったし、警察きてロケ中止や」
この投稿に対して、視聴者からは「完全にリアルやん…」「演出じゃなかったんだ」「あれは怖すぎる」「母親巻き込むのはマジでヤバい」といった声が続出している。
BreakingDownの“リアル”が危険領域に突入した瞬間
BreakingDownといえば、過激なパフォーマンスや因縁バトルで視聴者の心を掴んできた格闘イベント。
過去にも言い争いや睨み合いといった演出要素は多く見られたが、今回のように本当の暴行事件にまで発展した例は稀だ。
SNS上では「BreakingDownの方向性、大丈夫か?」「ガチすぎて逆に心配になる」「安全面どうなってるの?」と、イベントの在り方そのものを問う声も少なくない。
一方で、「これぞストリートファイト」「レオの本気が見られた」「ちゃんと勝ち残ってほしい」と、彼の姿勢を称賛する声もあり、意見は真っ二つに分かれている。
運営の対応と今後のオーディション企画への影響
この騒動を受け、運営側が今後どのような対応をとるのか注目が集まっている。
オーディションという形を取りながらも、出演者の安全が確保されないようでは番組として成り立たない。
一部では、「今後のロケ形式見直しは避けられないのでは?」「もうストリートでのスカウト企画は難しいかも」といった声もある。
事実、今回のような暴行騒動が再発すれば、スポンサーやプラットフォームとの契約にも影響を与える可能性は大きい。
現段階で運営側からの公式声明は出ていないが、出演者への安全管理、警備体制の見直しなど、何らかの対策を講じる必要があるのは明らかだ。
レオの“反逆”は続くのか?大会出場はどうなる?
気になるのは、当のレオがこの一件で大会出場を辞退するのか、それともさらなる因縁を背負ってリングに立つのかという点だ。
今回の出来事は、彼の闘争心を刺激したのか、それとも精神的ダメージを残したのか。ファンの間では様々な憶測が飛び交っている。
レオ本人は投稿内で出場に関する明言を避けているが、「負けるなレオ」「次はリングで決着を」といった応援の声は日に日に増えている。
まとめ:BreakingDownが試される“リアル”の意味
今回の一件は、BreakingDownというイベントの根幹――すなわち「リアルな喧嘩」と「映像コンテンツとしての演出」の境界線が、どこまで許容されるのかを浮き彫りにした。
視聴者が求める“熱さ”と、選手が負う“リスク”。そのバランスが崩れたとき、リアルは感動を生むどころか、事件へと転化する。
「格闘技と暴力は違う」
この言葉の重みを、関係者・ファン・出演者すべてが再確認すべき時が来たのかもしれない。
本記事の参照元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b3823d5d81024fead27e465d5a69bf8079c0a6aa