皆さんは、格闘家の富永啓悟さんをご存じでしょうか?
BreakingDown16オーディションに初登場し、全身に施された鮮やかな和彫りの刺青が印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
愛知県名古屋市出身で、異名は「尾張の牙」。喧嘩無敗を自負する格闘家だけでなく、名古屋でバーを2店舗経営する青年実業家の顔も持っています。
この記事では、プロフィール(年齢・身長など)や知られざる生い立ち、BreakingDownでの戦績、現在の事業、彼女、そして今後の展望までを一気に解説します。
クールなイメージが強い富永啓悟さんが、失敗や挫折を乗り越えてきた軌跡をここからたどっていきましょう。
富永啓悟のwiki風プロフィール
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
本名 | 富永啓悟(とみなが けいご) |
生年月日 | 1999年1月5日 |
身長 | 177cm |
体重 | 69.8kg(BD16.5) |
出身地 | 愛知県 |
出場階級 | ライト級 |
格闘技歴 | ムエタイ |
富永啓悟さんは、愛知県出身の26歳(2025年9月時点)です。BreakingDownファイターのsakkkiさんと同郷で、交流も深いようです。
刺青率が高いBreakingDownの選手の中でも、色鮮やかな全身の和彫りはひときわ目を引きます。朝倉未来CEOもオーディションで「刺青の感じがBDに良さそう」と評価していました。
戦績は、地下格闘技:1戦1勝/BreakingDown:2戦1勝1敗。喧嘩仕込みの荒々しさとムエタイの技術を併せ持つサウスポーです。
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
富永啓悟の生い立ちとは?
幼少期~小学生時代:野球とケンカの活発少年
引用元:YouTube【公式】BreakingDown / ブレイキングダウン
富永啓悟さんは愛知県名古屋市のスラムと言われる地域で育ちました。
幼少期から非常に活発で「ワンパク」な性格だったそうです。
小学校時代は野球をしており、チームスポーツを通じて基礎体力と根性を身につけました。
10代:刺青と喧嘩三昧の「アホだった」時期
引用元:YouTube【公式】BreakingDown / ブレイキングダウン
富永さんの存在を際立たせているのが、全身にまとった和彫りの刺青。
なんと、この刺青は16歳頃から彫り始めたそう。しかもきっかけは「暇だったから」というのは驚きです。
最初は足の虎を入れ、そこから背中、全身へと広げていきました。
「やっぱ10代って、ま、ピアスと一緒だよね。1回開けちゃったらなんか、ここも開けたいみたいな」と本人が語るように、若さの勢いが背中を押した結果のようです。
途中「もういいかな」と思った時期もありましたが、「中途半端が1番ダサい」と最後まで貫き通した覚悟は、胸に刻んだ「堅忍不抜」の心持ちそのものです。
同時期の生活は喧嘩中心。「10代はほとんどマジで喧嘩して捕まったばっかだった」「アホだったから7回か8回ぐらい捕まってる」と、少年院で過ごした時間が長かったと振り返っています。
堅忍不抜(けんにんふばつ):どんな困難や辛いことがあっても、じっと我慢して耐え忍び、意志を貫くこと
転機となった19歳の投稿
2018年6月8日、19歳の富永さんはXに印象的な投稿を残しています。
「もー、今年で20だよ?とても心に響いた。俺自分が何歳なのかしっかり認識できてないのかな。恥ずかしいやつだよな。心では分かってても、行動で示せないのはダメだよな。」
この投稿から、20歳という節目を前に自分自身を見つめ直す重要な転機があったことが想像できます。
喧嘩ばかりの生活に対する反省と、「行動で示す」ことの大切さを自覚した瞬間でした。
20歳での心機一転
20歳になったタイミングで、富永さんは人生を大きく変える決断をします。
「20歳になったらマジでちゃんとしようみたいな。もうなんかよくわかんない自分の中のルール」
「刑務所なんか行ったら取り返しつかない」との危機感から、バーで働き始め、やがて自分で店舗を経営するようになりました。
「お店やるようになったから変わったかな?自分でお店やるようになったから。うん。ま、責任感とか多少ついたっていう感じかな」
この時期から格闘技トレーニングも本格化。タイのジムでムエタイの修行を積み、キックボクシングの基礎を固めました。
富永啓悟の戦績表 地下格闘技
富永啓悟選手は、BreakingDownに出場する以前に、地下格闘技での試合を経験しています。当時のリングネームは”チョコボール富永”でした。
地下格闘技戦績表
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会名(日付) | ルールなど |
---|---|---|---|---|
勝 | あだち | 判定3-0勝ち | TOP vol.4(2024年8月12日) | キックルール、ライト級(-70kg) |
富永啓悟のBreakingDown戦績
ここからは、富永啓悟のBreakingDown戦績を紹介します。
BreakingDown出場は、自分が大きくなるための一歩と位置付ける富永啓悟選手。
更なる飛躍の扉は開かれるでしょうか。
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会名(日付) | ルールなど |
---|---|---|---|---|
勝 | 西村陽登 | 1R KO勝ち | BreakingDown16オーディション(2025年7月) | キックルール、スパーリング |
勝 | LARGE HIGH | 判定5-0勝ち | BreakingDown16(2025年7月13日) | キックルール、70kg以下 |
敗 | メカ君 | 判定0-3負け | BreakingDown16.5(2025年8月10日) | ライト級キックルール、69.8kg |
BreakingDown16オーディション
BreakingDown16オーディションは、富永啓悟選手にとって格闘技人生の第一歩となりました。
全身刺青のインパクトとともに登場した富永さんは、自己紹介で「喧嘩しかしたことがない」「男前とやりたい」と自身のブランディングを込めたアピール。
溝口勇児COOや朝倉未来CEOからも「良い顔してんな」「刺青の感じがBDに良さそう」と好感触を得ます。
スパーリングでは喧嘩無敗の元救命救急士の西村陽登選手と対戦。喧嘩自慢とは思えない基礎力を見せ、勢いのままにKO勝利。
男前とやりたいと指名したLARGE HIGH選手との大阪対決を手に入れました。
地元が関西のLARGE HIGH選手を前に「大阪でLARGE HIGHよりチケット売れる」と強気に宣言。
BreakingDown初の大阪大会で、両者華のある男前対決が決定しました。
BreakingDown16 vs LARGE HIGH
大阪大会でのLARGE HIGH戦は、富永啓悟選手の格闘家としての本格デビュー戦でした。
試合前の意気込みでは「絶好調」「一方的にボコボコにします」と強気な予測を語り、警戒点として「(相手は)殴るしかできないと思うんで、そこだけ当たらなければ」と分析。
喧嘩スタイルだけでなく、タイの「タイガームエタイ」での修行で培った技術に自信を覗かせます。
知名度については「ここで彼最後の試合だと思うんで、僕がしっかり倒してもう全てさらってこうかなって感じですね。」と、デビュー戦での勝利と知名度アップへの意気込みを見せました。
引用元:Instagram【kkk_hope15】
富永選手にとって、7000人の観客を前にしてのBreakingDownデビュー。
ゴングが鳴ると、両者キックで距離感を計り、攻撃のタイミングを探りながらの展開。
試合終了間際には、富永選手の右・左のフックが炸裂しダウンを奪取。LARGE HIGH選手はなんとか立ち上がりましたが、試合終了。
結果は判定5-0で富永啓悟選手の完勝。
試合後は「倒し切りたかった」「嬉しい反面悔しいね。ちょっと倒し切れてないもんね」と、KO勝利へのこだわりを見せました。
審査員たちは、喧嘩スタイルというより格闘技をやってる強さと評価。
次戦にも期待が高まる見事な勝利となりました。
BreakingDown16.5オーディション
BD16.5のミニオーディションは、朝倉未来CEOからメカ君選手に「富永くんどうかな?」と打診があったことから始まりました。
オーディションに参加できなかった富永選手をメカ君選手が電話で呼び出し、電話に出た富永選手は明らかに”素”のテンション。
どうやら寝起きだったようで、メカ君選手のブレダンオーディションらしい喧嘩モードについていけません。
メカ君選手はそんな富永選手の反応に「覇気がない!」とブチギレます。
メカ君:「お前そんなんで喧嘩できんのか」
富永:「こっちだって寝起きでキレられてわけわかんねぇよ」
メカ君:「今から来いよ」
富永:「来いよって言うけど、お前がドバイ来いよ。時差5時間あるんじゃ」
メカ君:「泳いで来いよ!」
このやりとりは、朝倉未来CEOや啓之輔さんも思わず笑い出すほど。
この時差攻撃電話により、2人の対戦が決定しました。
引用元:Instagram【kkk_hope15】
前日会見では「メカ君と試合決まったのが寝起きで電話来て。元々やりたかった相手だったのでとてもいいチャンス」
「しっかり殴り合いしようかなと思っています」「最高の喧嘩してエクスタシー感じさせてもらおうかな」と意気込みを語りました。
BreakingDown16.5 vs メカ君
ライト級ワンマッチ、キックルール(70kg以下)での対戦。
試合前の意気込みでは「今回メカ君との試合がメインだと思ってる」「判定で取られないように攻めながら戦っていきたい」と戦略を語り
メカ君選手に対しては「自分が普通にぶっ飛ばして勝ちに行って勝つんで、待っててください」と一言。
引用元:Instagram【kkk_hope15】
第1ラウンド
ゴングと同時にメカ君選手が積極的に前に出て右フックをヒット。富永選手も打ち合いに応じ速いテンポでの攻防が続きます。
決定打がない中、メカ君選手が気迫の連打を浴びせ、富永選手はクリンチ。
メカ君選手優勢で1ラウンドを終えましたが、決め手に欠け判定はドロー。延長戦に持ち込まれました。
延長ラウンド
メカ君選手が再び前に出るも、富永選手はクリンチでかわします。メカ君の左フックから右フックのコンビネーションが決まり、富永選手の左目尻から出血しドクターチェック。
再開後もメカ君選手の左フックが決まり、富永選手のストレートに対してもメカ君選手が前に出て右フックで応戦。
富永選手が左インローで反撃を試みるもメカ君選手のパンチ連打は止まらずゴング。
判定3-0でメカ君選手が完勝を収める結果となりました。
試合後には「悔しい、マジ悔しい、ほんとに悔しいわ」と結果を受け止めることに葛藤を見せた富永選手。
お互いに納得がいっていない、またやろうとリングで約束したとも話し、メカ君も「お互いもっとできた」とコメントしています。
この試合での経験を活かし、さらに強くなってリングに立つ姿にファンの期待も高まります。
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富永啓悟の職業・年収は?
富永啓悟さんの本業はバー経営です。
実業家としての成功
引用元:Tiktok【bar_hope】
20歳頃から店舗経営に携わり始め、現在は名古屋市中区に2店舗を構える経営者です。
- BAR HOPE(2022年開業)
- BAR HEAVEN(2025年開業)
具体的な年収は非公開ですが、バー2店舗の経営収入と格闘技のスポンサー収入、案件収入など複数の収入源があります。
海外進出への野心
富永さんは「日本にとまらず俺は海外に進出したいなって思っとる」と大きな夢を語り、タイやベトナム、ドバイなど海外へも積極的に渡航。
まずは自分の試合で結果を出し、「本当にいろんな出会いを掴みに行こうかな」と、格闘技を通じた人脈作りにも意欲的です。
BreakingDown16.5では「TakaHisa 崇寿」という、ドバイにある寿司と神戸牛を提供する高級日本料理店がスポンサーに就くなど、早くも夢への道筋が築かれつつあるのかもしれません!
富永啓悟の家族や彼女は?
富永啓悟さんのプライベートについてはあまり公表されていません。
女性の友達やファンは多いようですが、彼女の存在については謎。モテそうなだけに、公にしにくい事情もあるのかもしれませんね。
家族についても具体的な情報はありませんが、地元密着型の事業展開や地域とのつながりの深さから、身近な人を大切にしている様子がうかがえます。
まとめ
富永啓悟さんが最も大切にしている言葉があります。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
「昔は頭を下げることができなかった。でも、少しずつ変わった。1番好きな言葉であり目指している理想像」とInstagramに投稿しています。
16歳から始めた全身の和彫り刺青、胸の「堅忍不抜」の文字、そしてこの言葉—すべてが彼の成長を物語っています。
次の試合での勝利と、念願の海外進出に向けて、仕事も格闘技も全力投球で挑戦し続ける「尾張の牙」富永啓悟。
二つの世界で結果を出そうとする彼の今後の活躍が楽しみですね!