みなさんは、藤井啓輔さんをご存じでしょうか?
BreakingDown北海道喧嘩自慢代表のミドル級として、沖縄喧嘩自慢、茨城喧嘩自慢たちとの激闘を制してきた漢。
地元北海道の地では地下格闘技でも活躍し、純粋に「喧嘩が気持ちいい」と語る彼は「札幌のイキすぎた狂拳」とも呼ばれています。
BreakingDown16オーディションでは、バク宙に失敗したことが話題になり、賛否も巻き起こりましたが、彼は全力でオーディションを盛り上げ、ついに本戦出場を勝ち取りました。
年齢や彼女などプライベートは非公開ながら、会社経営と格闘技を両立し、リングに立ち続ける藤井啓輔さん。
この記事では、彼がどのようにして格闘技人生を歩んできたのか、その戦績やエピソードを追いながら、その素顔を深掘りします。
藤井啓輔のwiki風プロフィール
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
本名 | 藤井啓輔(ふじいけいすけ) |
生年月日 | 非公開 |
身長 | 175cm |
体重 | 74.95kg(BD16) |
出身地 | 北海道 |
出場階級 | ミドル級・ウェルター級 |
格闘技歴 | MMA |
北海道出身の総合格闘家。身長175cm、ミドル級・ウェルター級で活躍。
年齢や家族、生い立ちなど非公開のプロフィールも多い選手です。
藤井工業代表取締役として会社を経営しながら、素の強さを武器にBreakingDownや地下格闘技で活躍。
北海道の格闘技に注目が集まるきっかけにも貢献しています。
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください!
藤井啓輔の生い立ちとは?
藤井啓輔さんは、北海道出身、現在も北海道札幌市に住んでいます。
幼少期や家族構成など生い立ちの詳細は公表されていませんが、彼は「ただ戦うのが好き」「練習はきついからやってこなかった」と語っています。
一般的な格闘家のような長い修行歴はなく、“素で強いタイプ”として自分を分析。
「今まで別に悪いこともしたことなく、まっとうに生きてきた」
「ただ不良してなにも有意義な時間も使えなかった」
この言葉からは、彼が手が付けられないようなヤンキーではなかったものの、何かに打ち込むことなく、時間を無駄にしてしまうような、生活を送っていたのかもしれません。
また、「有名になりたい」「何かの称号を得てから死にたい」という思いも持っていて、BreakingDownで全国的な知名度を得たことで、何者でもない自分が大きく羽ばたいていく実感を得ていることでしょう。
藤井啓輔のBreakingDown
藤井啓輔選手は「札幌のイキすぎた狂拳」の異名を持ち、「喧嘩は快楽」「もっとやりたくて色んなやつをつぶしに行きたい」と闘争心が非常に強い選手です。
BreakingDownでは、北海道喧嘩自慢チームのミドル級として活躍。BreakingDown16では、チームから離れ、ひな壇や単独での試合に挑みました。
藤井啓輔のBreakingDown戦績表
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会名・内容 | 開催日 |
---|---|---|---|---|
勝 | カトウタイショウ | KO(開始約20秒) | 北海道喧嘩自慢選考会 スパーリング1試合目 | 2025年1月(公開1月26日) |
勝 | セキュリティー下田 | TKO | 北海道喧嘩自慢選考会 スパーリング2試合目 | 2025年1月(公開1月26日) |
勝 | 13DOGG | 判定勝利 | BreakingDown15オーディション | 2025年1月25日(公開2月7日) |
勝 | 茂木優樹 | 延長判定2-1勝利 | BreakingDown15.5 | 2025年5月10日 |
勝 | 金田真 | KO | BreakingDown16オーディション | 2025年5月11日 |
敗 | 太陽 | 1R KO負け | BreakingDown16 | 2025年7月13日 |
北海道喧嘩自慢選考会 ー 北海道代表は俺だ!
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
北海道喧嘩自慢選考会では、藤井啓輔選手はミドル級選考に出場。
他の選手が生い立ちや志望理由を話す中「最強の藤井啓輔です」「お前ら〇すから」と周囲を見回しながら短い自己紹介で「最強」をアピール。
チーム北海道の監督SATORUも「最強ね」と興味を示しました。
スパーリング1試合目 ― カトウタイショウ戦
- 対戦相手は空手で全国大会経験を持つカトウタイショウ選手。
- 試合開始から約20秒、藤井選手の右ストレートが炸裂し、カトウ選手をダウンさせて勝利。
- 圧倒的な決定力と瞬発力を見せつけました。
スパーリング2試合目 ― セキュリティー下田戦
- 続く2試合目はセキュリティー下田選手が相手。
- 藤井選手は開始直後から休むことなく攻撃を続け、下田選手に反撃の隙を与えませんでした。
- 最後は下田選手が頭をガードしてうずくまり、藤井選手の勝利が決定。
これらの圧倒的なパフォーマンスにより、藤井啓輔選手は北海道喧嘩自慢ミドル級代表に決定。
代表決定後は「任せちゃってください、俺に!」と喜びと意気込みをアピール。監督のSATORUやとしぞうからも、期待が寄せられていました。
チーム北海道代表決定 ー 選ばれし5人
監督: SATORU(SATORU軍団)
としぞう
階級 | 選手名 |
---|---|
バンタム級 | 小林大希 |
フェザー級 | パンチ齋藤 |
ライト級 | 佐藤竜(北のデンジャラスドラゴン) |
ミドル級 | 藤井啓輔(札幌のイキすぎた狂拳) |
無差別級 | ズールaka殺人トトロ |
BreakingDown15オーディション:北海道 vs 沖縄 ー 喧嘩自慢地区対抗戦
北海道対沖縄の喧嘩自慢地区対抗戦は、BreakingDown15オーディション内で行われました。
SATORUやとしぞうが「SATORU軍団の特攻隊長「THE変態」「いちばんぶっ飛んでるヤツ」というだけあって、試合前から13DOGG選手と派手な乱闘を繰り広げました。
しかし、当の本人は「特攻隊長?初耳ですね」と苦笑い。
「練習はきついからやってこなかったが、素で強いタイプ。喧嘩で負けたことはない」と豪語し、DMで果たし状が届く令和らしい喧嘩のエピソードを披露。
呼び出し方のカジュアルさとは一転、喧嘩は「ボコボコにして、血だらけにして、骨が折れて立てないぐらい」という、容赦ないスタイル。まさに狂気の喧嘩野郎です。
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
北海道「藤井啓輔」vs 沖縄「13DOGG」
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
藤井啓輔選手はSATORU軍団の特攻隊長として、沖縄代表のラッパー13DOGG選手と対戦。
ここまで、北海道が2勝1敗。ここで藤井選手が勝てば、チームとしての勝利も決定する一戦。
試合は序盤から藤井選手が積極的に仕掛けます。13DOGG選手は打たれ強さを見せ、反撃の隙を伺いますが、藤井選手の勢いある猛攻に切り返しのチャンスがない展開。
途中、藤井選手の右ストレートを被弾し、13DOGG選手が倒れる場面が2度ありましたが、ダウンにはならず試合続行。
試合後、リングサイドで審判役を務めた瓜田純士も、あれはダウンではないのかと審判に質問しましたが、判定は覆りませんでした。
KOではなかったものの、藤井選手が見事、判定勝利を収め、チーム北海道の勝利も勝ち取りました。
BreakingDown15.5:北海道 vs 茨城 ー 大阪喧嘩自慢との対戦を賭けて
BreakingDown15.5で行われた茨城対北海道の喧嘩自慢地区対抗戦ミドル級の対戦。
ここまで、北海道が1勝2敗。ここで負ければチームとしての敗退も決まってしまう、緊張感が高まる一戦。
北海道「藤井啓輔」 vs 茨城「モギ(茂木優樹) 」― 延長戦の激闘
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
藤井啓輔選手は、茨城代表で地下格闘技300戦の経験を誇る、モギ(茂木優樹)選手と対戦。
1ラウンドは両者が激しい攻防を展開。残り5秒でモギ選手が藤井選手に対して連続パンチを浴びせ、会場を沸かせました。しかし決定打には至らず、試合は延長戦へ。
延長戦ではモギ選手が序盤に有効打を重ね、優勢に試合を進めました。
しかし試合の途中から藤井選手が猛反撃を開始。持ち前の「狂拳」ぶりを発揮し、前へ攻め続ける積極的な姿勢でモギ選手を圧倒。
最終的に乱打戦を制した藤井選手が、判定2-1で勝利を収めました。
この勝利により、茨城対北海道の対戦成績は2勝2敗となり、チームの勝敗は大将戦に持ち越されました。
大将戦では、ズールaka殺人トトロ選手がマスターキー選手と対戦し、延長まで粘りましたが惜しくも敗れ、悲願の大阪喧嘩自慢との対決権を獲得することはできませんでした。
藤井啓輔の試合後インタビュー「次戦については考える」
朝倉未来CEOも、藤井選手の執念の勝利が会場を盛り上げ、大将戦につながったことを高く評価。
試合後インタビューに現れた彼の顔は、赤く腫れた傷が目立ち、激闘だったことを物語っていました。
硬い表情は和らぐことなく、チームで勝利できなかった悔しさの滲んだ会見で、次戦については「北海道として僕は出たかったんで、ちょっと考える」とコメント。
しかし、「北海道もまだこれから盛り上げを盛り上げる」「ここで終わんないように頑張りたい」と、今後への思いも語りました。
BreakingDown16オーディション:バク宙失敗 ー 死んだかと思った
大阪スカウトグループとのスパーリング VS 金田真
引用元:YouTube【朝倉未来 Mikuru Asakura】
BreakingDown16オーディションで藤井啓輔選手は、チーム北海道で共に戦った佐藤竜選手と一緒にひな壇で登場。2人は、沖縄対抗戦に勝利した北海道代表だった選手です。
サップ西成選手やシェンロン選手が大阪の町でスカウトしてきた選手たちの自己紹介もそこそこに、大阪対北海道の乱闘が始まりました。
藤井選手は、泉州の特攻隊長「金田真」選手とのスパーリングが決定。
北海道代表の時から大阪との対戦を目指していた2人には、納得のストーリーでした。
試合が始まるとすぐに、藤井選手が勢いのある攻撃で前に出ます。金田選手は下がり気味ながら、反撃のチャンスを伺いますが、藤井選手の右ストレートが決まり、ダウン。
藤井選手が見事なKO勝利を収めました。
勝利で気持ちの高ぶった藤井選手は、リングの上で「いつでも喧嘩できんだよ俺は!誰か喧嘩売ってくんねぇか!?」と対戦相手を求め
沖縄太陽選手が「俺でどうだ?」とリングに乗り込み、藤井選手も「いいねぇ!」と額を合わせます。
太陽選手がリング上でバク宙を繰り返すと、藤井選手も「やってやるよ!」とバク宙を決めました。
バク宙失敗、危険すぎると批判殺到
BreakingDown16オーディションvol3では、藤井選手はバク宙を成功させていますが、その後明らかになった未公開映像では、バク宙に失敗する藤井選手の様子が公開されました。
沖縄の龍志選手から推薦を受け、オーディションに参加した太陽選手が「藤井啓輔と戦いたかった」と対戦を求めます。
太陽選手は、沖縄の喧嘩自慢選考会に参加。1試合目はKO勝利を収めるも、怪我で途中離脱。沖縄代表の座を手にすることができませんでした。
もし自分が沖縄代表選手になれていたら対戦したであろう、ミドル級の藤井選手との対戦を希望するのも頷けます。
一方、藤井選手も「試合したかった」と対戦を快諾。
ここまではよかったのですが、バク宙が得意で、オーディション中もずっとバク宙を繰り返していた太陽選手と、現場の雰囲気に流される形でバク宙に挑んだ藤井選手。
頭から床に激突し、頭を抱え込んでしまう状態に。なんとか椅子に戻れましたが、自身のXには以下のように投稿しており、危ない状況だったことが伺えます。
バク宙は死んだかと思ったけど生きてる
これもまたいい経験だ。
死んだ爺ちゃんに会えると思った
この、バク宙についてはネットニュースでも取り上げられ、失敗すると半身不随になったり、最悪は命を落とすこともある。危険性を周知しなければ、と警鐘が鳴らされました。
とにかく、今回は藤井選手が無事でよかったです!
BreakingDown16:北と南の狂拳対決
引用元:ブレイキングダウン
2025年7月13日、大阪で開催されたBreakingDown16では、藤井啓輔選手は、沖縄の太陽選手と対戦。
BreakingDown初出場の太陽選手の身体能力を評価しながらも、打ち合いは負けてないと意気込みを語った藤井選手。
「札幌のイキすぎた狂拳 藤井啓輔」対「ヤンバルの狂拳 太陽」の戦いは、試合開始直後から、太陽選手が一気に距離を詰め、藤井選手に猛烈なパンチを浴びせます。
太陽選手は右膝蹴りを繰り出し、両者はもつれ合って倒れ込み、レフェリーがブレイク。仕切り直し後、すぐに両者は再び攻撃を開始。
太陽選手のハイキック、さらに右、左とコンビネーションで藤井選手がダウン。試合開始わずか10秒で太陽選手のKO勝利となりました。
藤井選手はリングに横たわり、茫然自失の表情。スタッフに抱えられふらつきながらリングを降りました。
試合後の自身のXには「まだ心は折れていない」と力強い言葉があります。今後、悔しさをバネに、藤井選手が成長する姿が見たいですね。
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藤井啓輔の地下格闘技戦績
藤井啓輔選手は、練習はあまりしないという選手ですが、地元北海道で地下格闘技大会に出場し、4勝0敗2分という戦績が確認できました。
喧嘩だけでなく、地下格闘技でも活躍していたのですね!
引用元:PFC HP
地下格闘技戦績表
勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会名 | 開催日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
引き分け | 鈴木椎太 | タイムアップドロー | STONES.7 / ROOKIES.9 | 2022年8月14日 | MMA/1試合 |
勝 | 亀松隼都 | 1R 0:46 TKO | L.S.P presents PFC.27 | 2022年10月16日 | MMA/1試合 |
勝 | 庄山真司 | 1R 1:25 TKO | PFC.29 | 2023年3月12日 | MMA/1試合 |
勝 | 金澤夏脩 | 1R 0:10 TKO | ミッドアルファ Presents Nexus SPROUT North.2 | 2023年6月4日 | MMA/1試合 |
引き分け | 木村竜太 | フルタイムドロー | MID α Presents STONES&ROOKIES | 2023年12月17日 | ボクシング/1試合 |
勝 | ユータ | 判定勝利 | Rumble Vol.3 | 2024年5月26日 | MMA/1試合 |
藤井選手は、北海道札幌市の総合格闘技(MMA)ジム「パワーオブドリーム(POD)」の支部の一つ、「POD白石支部」に所属していました。
現在は白石支部の活動は終了し、POD本部で引き続き練習や指導が行われており、藤井選手が所属しているか確認できませんでした。
藤井啓輔の職業・年収は?
藤井啓輔さんは「藤井工業」の代表取締役として会社経営を行っています。
北海道喧嘩自慢チームの佐藤竜さんも会社を経営しており、一緒に仕事をすることもあるようです。
藤井さんのインスタには、次のようなコメントが投稿されており、格闘技人生に終わりを告げる日も遠くないかもしれません。
しかし、会社や従業員を大切にしていることの現れと言えるでしょう。
経営もして従業員を抱えている以上、もう格闘技人生長くないですが、最後に格闘技人生のケジメとして勝って終わります
藤井啓輔の家族や彼女は?
藤井啓輔さんの家族構成(両親、兄弟、子どもなど)や彼女などに関する具体的な情報は公開されていません。
まとめ
藤井啓輔さんは、北海道を拠点に会社経営と格闘技を両立し、「札幌のイキすぎた狂拳」としてBreakingDownや地下格闘技で数々の激闘を繰り広げてきました。
その戦いの中で、北海道喧嘩自慢代表として多くの人の期待と優しさを受け、「何ものでもなかった自分」が変わったことに気づき、周囲への感謝を常に忘れない姿勢が印象的です。
BreakingDown16では、太陽選手に惜しくも敗れましたが、「俺の格闘技人生のケジメとして最後は勝って終わりたいので、まだ心は折れてないです」と今後への強い気持ちを表明しています。
これからも彼の成長と新たな挑戦を、温かい期待を持って応援したいですね。