皆さんは、”関西の地下格闘技界のレジェンド”サップ西成さんをご存じでしょうか？
サップ西成さんは地下格闘技出身の格闘家で、現在はBreakingdownに出場する人気選手です。
他にも飲食店の経営や大会のプロモートなど、幅広いジャンルで活躍するサップ西成さんですが、一体何者なんでしょうか？
この記事では、サップ西成さんの経歴、ブレイキングダウンなどについて解説していきます。
サップ西成のwiki風プロフィール
引用元：News ポストセブン
| 本名 | 金城 旭（きんじょう あきら） |
| 生年月日 | 1977年6月25日（47歳） |
| 出身地 | 大阪府西成区 |
| 通称 | 関西の地下格闘技界のレジェンド |
| 身長 | 175cm |
| 体重 | 90kg |
| 階級 | ライトヘビー級 |
| スタイル | 柔道・キックボクシング |
その他ブレイキングダウン選手が気になった方は以下ページでまとめてるので、合わせてご覧ください！
サップ西成さんの経歴
サップ西成さんは大阪府西成区で生まれました。
西成は大阪府の中ではかなり治安が悪いことで有名な地域で、東京都の山谷、神奈川県の寿町と並んで「日本三大スラム街」と称されることもあります。
ここでサップ西成さんは父子家庭の子どもとして育ちました。
父親はお酒とギャンブルにお金を使ってしまう性格で、一時期は食べるものにも困る暮らしをしていたそうです。
また、サップ西成さんは一緒に住んでいた7つ年上のお兄さんと喧嘩する中で「武器を使えば喧嘩に勝てる」という境地に至ります。
小学4年生の時母親に引き取られたサップ西成さんは西成から大阪府豊中市へ引っ越しました。
その際、転校先でいじめてきた相手を石でぶん殴って黙らせたそうです。
その後も暴力や薬物と隣り合わせの生活を送りますが、ある日転機が訪れます。
柔道と挫折
引用元：PR Times
中学生だったサップ西成さんは「柔道をやれば高校に無料で通わせてやる」とスカウトされます。
当時から体の大きかったサップ西成さんは柔道を始め、めきめきと強くなりました。
大阪の大会では決勝戦に進むなど、トップレベルになったサップ西成さんは九州の強豪校へ特待生として進学します。
そこにいた先輩にいじめられ、嫌気がさしたサップ西成さんは高校一年生で学校を中退してしまいました。
実はここでの練習先に柔道金メダリストの井上康生さんがいたようで、実力差を感じたのもやめる理由の一つになったそうです。
大阪に戻ってきたサップ西成さんは学校に行かず、喧嘩に明け暮れる日々を送りました。
しかし、20歳の頃知り合いに「喧嘩ばかりしているなら修斗の道場に来い」と誘われ、サップ西成さんの格闘技人生が始まります。
修斗～地下格闘技との出会い
引用元：X サップ西成
修斗は”初代タイガーマスク”佐山聡さんが創設した総合格闘技団体です。
ここでサップ西成さんは20キロ近く体重差のある軽量級の相手に寝技で負けてしまいました。
路上の喧嘩では負けなしだったサップ西成さんは悔しくなり、修斗にのめりこんでいきます。
その後アマチュア修斗で好成績を残しましたが、怪我で競技から離れたあとは再び浮草のような日々を送っていました。
29歳ごろ「試合に出てみないか」と勧誘され、西成区出身で日焼けした坊主頭の男はサップ西成というリングネームで地下格闘技の世界へ足を踏み入れます。
選手から団体運営へ
喧王という地下格闘技の大会に出場し勝利したサップ西成さんは、地下格闘技の団体を旗揚げしました。
団体はたくさんの選手が出場するほどになりましたが、2～3年が経ち団体が半グレの疑惑をかけられてしまいます。
疑惑による圧力で試合ができなくなり、団体は解散してしまいました。
当時の地下格闘技は前田日明さんが率いるTHE OUTSIDERが台頭しており、それを面白くないと思ったサップ西成さんは実力行使に踏み切ってしまいます。
前田日明さんを襲撃、逮捕へ
2013年9月、サップ西成さんは10人ほどでOUTSIDERの会場にいた前田日明さんを襲撃しました。
会場で派手に暴れた結果、サップ西成さんは威力業務妨害容疑で逮捕されてしまったのです。
留置所暮らしの末、執行猶予が付いたサップ西成さんは心を入れ替えた現在は、大阪市住之江区にある飲食店「左福」を経営しています。
その後は9年ほど格闘技から離れていましたが、2023年に格闘技に復帰し、ついにBreakingdownに出場することになります。
ティックトッカーの男性に恐喝、逮捕へ
サップ西成さんが逮捕された理由は、恐喝容疑です。
2024年3月、プロボクサーのヒロキングやBreakingDownメンバーのダイスケ、シェンロンらと共に、逮捕されました。
ティックトッカーの男性に対して「ケジメをつけなあかん」と脅迫し、金銭を振り込ませた疑いが持たれたからです。
逮捕後、サップ西成さんは不起訴となり、釈放されました。
逮捕に関して謝罪し、ボランティア活動を通じて社会に貢献する意向を示しています。
サップ西成さんは、逮捕時には「居合わせただけ」と主張しつつも、責任を感じていると語っています。
サップ西成さんが関連した暴行事件について
大阪府警南署は、2025年3月8日、人気格闘技大会「ブレイキングダウン」に出場していた山本大介容疑者（34）＝リングネーム「ダイスケ」＝を、傷害と恐喝の疑いで逮捕した。
昨年12月、大阪市中央区のクラブで行われた格闘技イベントの会場で、30代の男性に対し顔面を殴打し、「なめてんのか」「俺のスポンサーにつけ」と脅して現金30万円を自分の口座に振り込ませた疑いが持たれている。
男性は顎の打撲など軽傷を負った。
この事件では他に、「シェンロン」こと鈴木翔太容疑者（31）、「サップ西成」こと金城旭容疑者（46）ら4人も恐喝容疑で逮捕されている。
事件のきっかけは、被害男性がイベント中に行ったマイクパフォーマンスに山本容疑者が激高したこととされ、警察は当時の詳しい状況を調査中。
ブレイキングダウンは、格闘技経験者が1分1ラウンドで競う大会で、特に若者の間で高い人気を誇るが、今回の事件で出場者による暴力と恐喝が明るみに出たことで、その運営体制や出場者管理に対する批判の声も高まりそうだ。
警察は関係者の認否については明かしていない。
サップ西成さんのBreakingDownでの戦績
| 勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 |
|---|---|---|---|
| 負 | ヒロ三河 | 判定0-5 | ブレイキングダウン16 2025年7月13日 |
| 負 | 秀虎 | 延長 判定0-5 | ブレイキングダウン15 2025年3月2日 |
| 負 | 寿希也 | 延長 判定0-5 | BD14 2024年12月8日 |
| 負 | SATORU | 延長、判定0-5 | BD10 2023年11月23日 |
| 勝 | 松井健 | 延長、判定5-0 | BD9 2023年8月26日 |
1勝1敗の戦績で2024年12月8日、BreakingDown14で寿希也さんとの対戦予定です。
BreakingDown9
引用元：eFight
初登場となったオーディションでは、参加した理由について「喧嘩めちゃくちゃ好きなんで」と語っていたところ、雛壇にいた松井健さんが「クソガキだけど、喧嘩してもらえたら」と対戦を要求。
その場でサップ西成さんの対戦相手が松井健さんに決定しました。
試合は、これぞ喧嘩自慢同士の戦いと思わせるお互いノーガードの打ち合いで、会場を盛り上げます。
互角の戦いとなり、１Rでは決着付かず延長戦に突入します。
延長戦ではサップ西成さんの手数が上回り、判定5−0で勝利を収めました。
BreakingDown10
引用元：日刊スポーツ
“怒りのブラジリアンハリケーン”SATORUさんとの試合が決定。
オーディションではSATORUさんから「それって髪の毛もう生えてこねえのか？」と挑発を受け、周りも巻き込む大乱闘に発展します。
サップ西成さんはカウンターパンチをSATORUさんにヒットさせ、流血したようで口元にはモザイクがかけられています。
サップ西成さんもSATORUさんが投げた椅子が右手に当たり骨折してしまったようです。
試合は、激しい試合となり接戦の末に延長で判定で敗れましたが骨折していたと思わせない戦いぶりで、会場からも大きな拍手を浴びました。
BreakingDown14
引用元：YouTube 朝倉未来 Mikuru Asakura
2024年3月の恐喝容疑で逮捕されて以来、久々にオーディション会場に姿を現しました。
COOの溝口さんから改めて「サップさんは逮捕の際はその場に居合わせただけなんだけど、自分が監督責任があるということで、自ら名乗り出て、いろんなプロセスを経て今日に至っています」
と説明がありました。
その説明を雛壇で聞いていた寿希也さんがサップ西成さんに近づき「ガキの頃ボコボコにされて、ずっと追いかけてきた」と対戦を要求します。
約15年前にサップ西成さんが地下格闘技の代表をしていた時に、当時中学3年生だった寿希也さんが道場破りで挑んできたそうです。
2024年12月8日の一戦、勝利の行方はいかに？激闘必至のこの試合、どちらが勝つのか目が離せません！
試合結果
引用元：goonews
殴り合いにしたいサップ西成選手と一定の距離を取って戦う寿希也の攻防は1ラウンド目は判定に。
その後のラウンドも両者手数は均衡して甲乙つけがたい内容でしたが、最終テクニカルとスピード的に手数を意識した寿希也が判定で勝利を得ました。
BreakingDown15
引用元：サンスポ
ブレイキングダウン15では、インテリジェンスタイガーの異名を持つ秀虎選手と対決しました。
引退が近い秀虎選手が、ひな壇にいる2連敗中のサップ西成選手を見て「負けたのにそっちがわに座るって面白くないよね」と指名したのがマッチメイクのきっかけに。
試合開始後、互いに前にでるがもつれてブレイクが続く状態からスタート。
サップ西成選手はパンチ主体、秀虎選手は蹴りからパンチに展開するコンビネーションでお互い一歩も譲らず攻防で先ずは1R終了、判定になるも0-2でで延長戦へ。
その後も、拮抗する状態が続くが延長戦30秒過ぎから秀虎選手の手数と情勢がサップ西成選手を上回り判定にもつれこむも0-5で秀虎選手に軍配があがる結果となりました。
BreakingDown16
引用元：デイリースポーツ
2025年7月13日、「BreakingDown16」が大阪・おおきにアリーナ舞洲で開催され、第23試合ではミドル級ワンマッチ（キックルール）が行われた。
茨城代表のヒロ三河と、大阪代表のサップ西成が激突し、喧嘩自慢対抗戦として注目を集めた一戦となった。
試合開始直後からヒロ三河は積極的に前に出て、プレッシャーをかけながら多彩な打撃を繰り出す。
ローキックやミドルキックを的確に当て、サップ西成に主導権を渡さない展開を作った。
サップ西成も重たいパンチで応戦しようとするが、ヒロ三河のスピードと運動量に苦しめられる場面が続く。
中盤にはヒロ三河のハイキックが被弾して、サップ西成が痛恨のダウン。
サップ西成は反撃のチャンスを狙い続けたが、ヒロの巧みな距離感と手数により、有効打を出し切れないまま試合が進行。
終盤もヒロ三河は落ち着いて試合をコントロールし、最後まで攻撃の手を緩めることはなかった。
試合はフルラウンドを戦い抜き、判定にもつれ込んだが、ジャッジ5名全員がヒロ三河を支持する【判定5-0】で決着。
ヒロ三河が明確な内容で勝利を収め、茨城代表として堂々の一勝を挙げた。
サップ西成も最後まで粘り強く戦い抜き、両者の激しい攻防に会場は大きな拍手を送った。
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サップ西成さんの結婚相手は？
結婚相手や恋愛関係についての具体的な情報は公開されていませんでした。
プライベートに関する情報は非常に少なく、特に恋愛に関しては公にされていないようです。
まとめ
引用元：Instagram
サップ西成さんは、波乱万丈な人生を歩んできた地下格闘技界のレジェンドであり、多岐にわたる活動で注目を集めています。
幼少期の困難な環境や柔道での挫折、地下格闘技での活躍を経て、現在はBreakingDownの舞台で活躍中です。
飲食店の経営や社会貢献活動にも取り組み、その姿勢には多くの人々が勇気をもらっています。
久しぶりにBreakingDownでの参戦が決定しており、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
これからはトラブルに巻き込まれることなく、明るい舞台でのさらなる活躍を期待しています。
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